二級建築士 過去問
令和8年(2026年)
問92 (学科4(建築施工) 問17)
問題文
鉄筋コンクリート造建築物の陸(ろく)屋根防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
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問題
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二級建築士試験 令和8年(2026年) 問92(学科4(建築施工) 問17) (訂正依頼・報告はこちら)
鉄筋コンクリート造建築物の陸(ろく)屋根防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- アスファルト防水工事において、溶融釜は可能な限り施工箇所の近くに設置した。
- トーチ工法による改質アスファルトシートの張付けにおいて、シート裏面と下地面をトーチバーナーで均一にあぶり、裏面の改質アスファルトを溶融させながら均一に押し広げて密着させた。
- 加硫ゴム系シートを用いた合成高分子系シート防水工事において、平場一般部のシートの重ね幅を、幅方向、長手方向ともに40mmとした。
- ウレタンゴム系塗膜防水工事において、防水層の下地は、出隅は通りよく45度の面取りとし、入隅は通りよく直角とした。
- シーリング材の充塡作業において、充塡箇所以外の部分に付着したシリコーン系シーリング材は、硬化後の早い時期に取り除いた。
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この過去問の解説 (1件)
01
最も不適当なものは「加硫ゴム系シートを用いた合成高分子系シート防水工事において、平場一般部のシートの重ね幅を、幅方向、長手方向ともに40mmとした。」です。
加硫ゴム系ルーフィングシートを用いる場合、平場一般部のシートの重ね幅は、原則として幅方向・長手方向とも100mm以上とします。40mm以上とするのは、主に塩化ビニル樹脂系ルーフィングシートなどの場合です。
したがって、加硫ゴム系シートの重ね幅を40mmとした点が不適当です。
適当な記述です。
アスファルト防水では、アスファルトを溶融釜で加熱して溶かし、施工箇所まで運びます。
施工箇所から溶融釜が遠すぎると、運搬中にアスファルトの温度が下がったり、作業効率が悪くなったりします。
そのため、安全上の配慮をしたうえで、可能な限り施工箇所に近い位置へ設置することが適切です。
適当な記述です。
トーチ工法では、トーチバーナーを使用して改質アスファルトシートの裏面を加熱し、アスファルトを溶かしながら下地へ張り付けます。
一部分だけを加熱しすぎるのではなく、シート裏面と下地面を均一に加熱し、シートを押し広げながら密着させることが大切です。
不適当な記述です。
加硫ゴム系ルーフィングシートでは、シートどうしの接合部分から水が入り込まないように、十分な重ね幅を確保します。
平場一般部では、
幅方向:100mm以上
長手方向:100mm以上
とするのが基本です。
40mmでは重ね幅が不足します。
なお、幅方向・長手方向とも40mm以上とするのは、塩化ビニル樹脂系ルーフィングシートなどの仕様で用いられる寸法です。
適当な記述です。
塗膜防水では、角の部分に防水材が無理なく施工できるよう、下地の形を整えます。
ウレタンゴム系塗膜防水などでは、
出隅:通りよく45度の面取り
入隅:通りよく直角
とします。
出隅を鋭い角のままにすると、防水層が薄くなったり傷んだりしやすいため、面取りを行います。
適当な記述です。
一般のシーリング材が充塡箇所以外に付着した場合は、原則としてすぐに取り除きます。
ただし、シリコーン系シーリング材については、硬化後に取り除きます。
したがって、硬化した後の早い時期に除去することは適切です。
この問題では、防水材料の種類によって施工方法やシートの重ね幅が異なることを整理することがポイントです。
加硫ゴム系ルーフィングシートでは、平場一般部の重ね幅を、
幅方向・長手方向とも100mm以上
とします。
一方、40mm以上という重ね幅は、塩化ビニル樹脂系ルーフィングシートなどで使われる寸法です。
また、ウレタンゴム系塗膜防水の下地は、出隅を45度に面取りし、入隅を直角に整えます。
シリコーン系シーリング材が不要な部分に付着した場合は、硬化後に取り除きます。
したがって、「加硫ゴム系シートの重ね幅を幅方向、長手方向とも40mmとした。」という記述が最も不適当です。
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