二級建築士 過去問
令和8年(2026年)
問93 (学科4(建築施工) 問18)
問題文
左官工事、タイル工事及び石工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
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問題
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二級建築士試験 令和8年(2026年) 問93(学科4(建築施工) 問18) (訂正依頼・報告はこちら)
左官工事、タイル工事及び石工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- コンクリート床面へのセメントモルタルの塗付けは、コンクリート硬化後、なるべく早い時期に行った。
- 外壁のセメントモルタルによるタイル張りにおいて、セメントモルタルの硬化後、全面にわたり打診を行った。
- 外壁のセメントモルタルによるタイル張りにおいて、下地セメントモルタルの乾燥が著しかったので、前日に散水し、十分に吸水させた。
- 石工事において、使用する石材の金物用の穴あけ、道切り及び座掘りは工場加工とし、加工後の石材を現場で取り付けた。
- 外壁乾式工法による石工事において、取付け代については、石材の裏面と躯体コンクリート面との間隔を40mmとした。
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この過去問の解説 (1件)
01
最も不適当なものは「外壁乾式工法による石工事において、取付け代については、石材の裏面と躯体コンクリート面との間隔を40mmとした。」です。
外壁乾式工法では、石材を金物で躯体に取り付けるため、その金物を納めたり、取付け位置を調整したりするための空間が必要です。
そのため、石材の裏面と躯体コンクリート面との間隔は、一般に70mmを標準とします。
40mm程度とするのは、外壁の湿式工法の場合です。乾式工法と湿式工法を区別することがポイントです。
適当な記述です。
コンクリート床面にセメントモルタルを塗る場合、下地となるコンクリートが硬化した後、なるべく早い時期に施工します。
長期間放置すると、下地の表面が汚れたり、乾燥が進んだりして、モルタルとの付着が悪くなることがあります。
そのため、コンクリート硬化後のなるべく早い時期に施工することが適切です。
適当な記述です。
タイル張りでは、タイルが下地にしっかり付着しているかを確認する必要があります。
張付けモルタルが硬化した後に、打診用のハンマーなどでタイル表面をたたき、音の違いから浮きの有無を確認します。
外壁ではタイルが落下すると危険なため、全面にわたって打診し、浮きがないことを確認することが重要です。
適当な記述です。
下地が非常に乾燥していると、張付けモルタルに含まれる水分が下地に急速に吸収されます。
水分が奪われすぎると、セメントが十分に硬化できず、タイルの付着力が低下するおそれがあります。
そのため、下地の乾燥が著しい場合には、前日に散水して十分に吸水させておくことが適切です。
ただし、施工時に表面に水がたまった状態にならないように注意します。
適当な記述です。
石材に金物を取り付けるための穴あけ、道切り、座掘りなどは、高い精度が必要な加工です。
現場で無理に加工すると、石材が欠けたり割れたりするおそれがあります。
そのため、原則として工場で加工し、加工済みの石材を現場へ運んで取り付ける方法が適切です。
不適当な記述です。
外壁乾式工法では、石材をファスナーなどの金物によって躯体へ取り付けます。
そのため、石材の裏側には金物を納めたり、石材の位置を調整したりするための十分な空間が必要です。
外壁乾式工法では、石材の裏面と躯体コンクリート面との間隔は、一般に70mmを標準とします。
一方、外壁湿式工法では、石材の裏面にモルタルを充塡して取り付けるため、取付け代は一般に40mm程度とします。
したがって、この記述では乾式工法と湿式工法の数値が入れ替わっています。
この問題では、左官工事、タイル工事、石工事について、施工方法による違いを整理することがポイントです。
コンクリート床面へのセメントモルタル塗りは、コンクリートが硬化した後、なるべく早い時期に施工します。
外壁タイル張りでは、モルタル硬化後に全面を打診し、タイルの浮きを確認します。また、下地の乾燥が著しい場合には、前日に散水して十分に吸水させます。
石材の金物用の穴あけなどは、精度と安全性を確保するため、原則として工場で加工します。
特に覚えておきたいのが、石張りの取付け代です。
外壁湿式工法:40mm程度
外壁乾式工法:70mm
と区別します。
したがって、「外壁乾式工法において、石材の裏面と躯体コンクリート面との間隔を40mmとした。」という記述が最も不適当です。
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