二級建築士 過去問
令和8年(2026年)
問86 (学科4(建築施工) 問11)
問題文
コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
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問題
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二級建築士試験 令和8年(2026年) 問86(学科4(建築施工) 問11) (訂正依頼・報告はこちら)
コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- コンクリートは、型枠内で材料分離が生じやすくなる横流しを避けて、目的の位置にできるだけ近づけて打ち込んだ。
- コンクリートの圧送において、粗骨材の最大寸法が20mmであったので、その寸法に対する輸送管の呼び寸法は100Aとした。
- コンクリート打込み後のプラスチック収縮ひび割れや材料分離等の不具合は、コンクリートの凝結が終了する前にタンピングなどにより処置した。
- 棒形振動機を用いて締め固めるに当たり、その挿入間隔を80cm程度とし、加振はコンクリートの上面にペーストが浮くまでとした。
- 外部振動機は、型枠の外側に適切に取り付け、打込み高さと打込み速度に応じて、コンクリートが密実になるように順序立てて加振し、加振時間は、スランプ18cmであったので1分程度とした。
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この過去問の解説 (1件)
01
最も不適当なものは「棒形振動機を用いて締め固めるに当たり、その挿入間隔を80cm程度とし、加振はコンクリートの上面にペーストが浮くまでとした。」です。
コンクリート用棒形振動機の挿入間隔は、打込み高さや打込み速度に応じて、原則として60cm以下とします。
80cmでは間隔が広すぎるため、振動が十分に届かない部分ができ、締固め不足になるおそれがあります。国土交通省の標準仕様でも、棒形振動機の挿入間隔は60cm以下とされています。
適当な記述です。
コンクリートを型枠内で長い距離にわたって横流しすると、重い粗骨材とモルタルなどが分かれ、材料分離が起こりやすくなります。
そのため、コンクリートは打ち込む場所のできるだけ近くまで運び、横流しを避けて打ち込むことが基本です。
適当な記述です。
コンクリートをポンプで圧送するときは、粗骨材が輸送管の中で詰まらないように、十分な大きさの輸送管を使用します。
粗骨材の最大寸法が20mmの場合、呼び寸法100Aの輸送管を使用することができます。
輸送管が細すぎると圧力損失が大きくなったり、閉塞したりするおそれがあります。
適当な記述です。
打込み直後のコンクリートでは、表面の急激な乾燥などによって、プラスチック収縮ひび割れが生じることがあります。
また、沈み込みなどによって表面に不具合が生じることもあります。
このような初期の不具合は、コンクリートの凝結が終了する前にタンピングなどを行って処置することができます。
タンピングとは、コンクリートの表面をたたいて締め固める作業です。
不適当な記述です。
棒形振動機は、打ち込んだコンクリートの中に差し込み、振動によって内部の空気を抜き、コンクリートを密実にするための機器です。
挿入間隔は、原則として60cm以下とします。
80cm程度では間隔が広すぎて、振動の効果が届かない部分が生じるおそれがあります。
なお、加振を続ける目安として、コンクリートの上面にセメントペーストが浮いてくるまでとする部分は適切です。
したがって、誤っているのは「挿入間隔を80cm程度」とした部分です。
適当な記述です。
外部振動機は、型枠の外側に取り付け、型枠を振動させることで内部のコンクリートを締め固める機器です。
特に、棒形振動機を差し込みにくい場所などで利用されます。
加振は、打込み高さや打込み速度に合わせ、コンクリート全体が密実になるように順序立てて行います。
スランプ18cm程度のコンクリートでは、1分程度の加振は一般的な範囲内です。
この問題では、コンクリートを打ち込んだ後の締固め方法が重要なポイントです。
コンクリートは材料分離を防ぐため、できるだけ目的の位置の近くへ直接打ち込みます。
粗骨材の最大寸法が20mmの場合は、呼び寸法100Aの輸送管を使用できます。
初期のひび割れなどは、凝結が終了する前であればタンピングなどによって処置することがあります。
特に覚えておきたいのが、棒形振動機の挿入間隔です。
棒形振動機の挿入間隔は60cm以下
とするのが基本です。
また、加振は、コンクリート上面にセメントペーストが浮いてくる程度まで行います。
したがって、「棒形振動機の挿入間隔を80cm程度とした。」という記述が最も不適当です。
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