二級建築士 過去問
令和8年(2026年)
問81 (学科4(建築施工) 問6)

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問題

二級建築士試験 令和8年(2026年) 問81(学科4(建築施工) 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

木造住宅の基礎工事等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 1階の外周部及び内部の耐力壁の直下に基礎を設けた。
  • 布基礎の底盤部分の主筋にはD13を用い、その間隔を250mmとした。
  • 基礎に用いるコンクリートについて、特記がなかったので、スランプは18cmとし、呼び強度は24N/mm2とした。
  • アンカーボルトのコンクリートへの埋込み長さは、200mmとした。
  • コンクリート打込み終了後は、直射日光、寒気、風雨などを避けるために、シートを用いて養生した。

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この過去問の解説 (1件)

01

最も不適当なものは「アンカーボルトのコンクリートへの埋込み長さは、200mmとした。」です。

木造住宅で土台を基礎に緊結する一般的なアンカーボルトは、コンクリートへの埋込み長さを250mm以上確保します。

したがって、埋込み長さを200mmとするのは不足します。

選択肢1. 1階の外周部及び内部の耐力壁の直下に基礎を設けた。

適当な記述です。

耐力壁は、地震や風による水平力を受け持つ重要な壁です。

耐力壁に生じた力を確実に地盤へ伝える必要があるため、1階の外周部や内部の耐力壁の直下には基礎を設けることが基本です。

耐力壁の下に十分な基礎がないと、耐力壁が受けた力を地盤へ適切に伝えられなくなるおそれがあります。

選択肢2. 布基礎の底盤部分の主筋にはD13を用い、その間隔を250mmとした。

適当な記述です。

布基礎の底盤部分には、基礎に生じる曲げなどに抵抗するために鉄筋を配置します。

底盤部分の主筋としてD13を使用し、その間隔を250mmとすることは、一般的な配筋として問題ありません。

鉄筋は、基礎に生じる引張力を受け持ち、ひび割れや破損を防ぐ役割があります。

選択肢3. 基礎に用いるコンクリートについて、特記がなかったので、スランプは18cmとし、呼び強度は24N/mm2とした。

適当な記述です。

木造住宅の基礎に用いるコンクリートについて特別な指定がない場合は、一般に、

スランプ:18cm
呼び強度:24N/mm²

とします。

スランプは、まだ固まっていないコンクリートの軟らかさや施工のしやすさを表す値です。

呼び強度は、コンクリートに必要な圧縮強度を表します。

選択肢4. アンカーボルトのコンクリートへの埋込み長さは、200mmとした。

不適当な記述です。

アンカーボルトは、木造住宅の土台とコンクリート基礎をしっかり緊結するための金物です。

一般的なアンカーボルトでは、コンクリートへの埋込み長さを250mm以上確保します。

埋込み長さが不足すると、地震や風によって土台に大きな力が加わったときに、アンカーボルトが十分な力を基礎へ伝えられないおそれがあります。

したがって、200mmではなく、250mm以上とするのが適切です。

なお、ホールダウン金物用のアンカーボルトなどでは、必要な耐力に応じて、さらに長い埋込み長さが必要になる場合があります。

選択肢5. コンクリート打込み終了後は、直射日光、寒気、風雨などを避けるために、シートを用いて養生した。

適当な記述です。

打込み直後のコンクリートは、適切な温度と湿度を保ちながら硬化させることが大切です。

直射日光や強い風を受けると、水分が急激に失われてひび割れが生じるおそれがあります。また、寒気によってコンクリートが凍結すると、必要な強度を得られないことがあります。

そのため、シートなどで覆い、直射日光、寒気、風雨などからコンクリートを保護して養生することは適切です。

まとめ

この問題では、木造住宅の基礎について、配筋、コンクリート、アンカーボルト、養生などの基本的な施工方法を確認することがポイントです。

耐力壁の直下には、壁に生じた力を地盤へ伝えるための基礎を設けます。

布基礎の底盤部分の主筋としてD13を250mm間隔で配置することは適切です。

基礎コンクリートに特記がない場合は、一般にスランプ18cm、呼び強度24N/mm²とします。

また、コンクリート打込み後は、シートなどを用いて直射日光や寒気、風雨から保護します。

特に覚えておきたいのは、一般的なアンカーボルトの埋込み長さです。

コンクリートへの埋込み長さは250mm以上とするため、200mmでは不足します。

したがって、「アンカーボルトのコンクリートへの埋込み長さは、200mmとした。」という記述が最も不適当です。

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