二級建築士 過去問
令和8年(2026年)
問10 (学科1(建築計画) 問10)

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問題

二級建築士試験 令和8年(2026年) 問10(学科1(建築計画) 問10) (訂正依頼・報告はこちら)

環境評価・地球環境等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • CASBEE(建築環境総合性能評価システム)は、環境配慮はもとより、室内の快適性や景観への配慮なども含めた建物の品質を総合的に評価するシステムである。
  • PMV(予測平均温冷感申告)は、温熱環境6要素から求められ、PMVの値が0であれば、PPD(予測不満足者率)も0%となる。
  • 建築物のLCCO2(ライフサイクルCO2)は、資材生産から施工・運用・解体除却までの全過程の二酸化炭素排出量を推定して算出する。
  • カーボンニュートラルは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの「排出量」から、植林、森林管理などによる「吸収量」を差し引いて、合計を実質的にゼロにすることである。
  • ヒートアイランド現象は、人工排熱、地表面の人工被覆、及び都市密度の高度化などの人間活動が原因で都市の気温が周囲より高くなる現象である。

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この過去問の解説 (2件)

01

環境工学融合の分野は用語とその意味を覚えておく必要があります。

選択肢1. CASBEE(建築環境総合性能評価システム)は、環境配慮はもとより、室内の快適性や景観への配慮なども含めた建物の品質を総合的に評価するシステムである。

CASBEE(建築環境総合性能評価システム)は、周辺環境を含めた建築物の総合的な環境性能を評価するシステムのことです。

選択肢2. PMV(予測平均温冷感申告)は、温熱環境6要素から求められ、PMVの値が0であれば、PPD(予測不満足者率)も0%となる。

PMVの値が0に近づくにしたがって、PPD(予測不満足者率)も低くなりますが、理論上0%にはならず、約5%が下限値であると言われています。

選択肢3. 建築物のLCCO2(ライフサイクルCO2)は、資材生産から施工・運用・解体除却までの全過程の二酸化炭素排出量を推定して算出する。

建築物のLCCO2(ライフサイクルCO2)は、建築物の資材製造(生産)を含む建設から運用、廃棄に至るまでの使用期間全体の二酸化炭素の排出量のことで、地球温暖化の観点から、建築が地球環境に及ぼす影響を測る指標となっています。

選択肢4. カーボンニュートラルは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの「排出量」から、植林、森林管理などによる「吸収量」を差し引いて、合計を実質的にゼロにすることである。

カーボンニュートラルは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの「排出量」から「吸収量や除去量」を差し引いた合計を、実質的にゼロにするこです。

選択肢5. ヒートアイランド現象は、人工排熱、地表面の人工被覆、及び都市密度の高度化などの人間活動が原因で都市の気温が周囲より高くなる現象である。

ヒートアイランド現象は、都心部の気温が、その周辺の郊外の気温に比べて高くなる現象のことです。

まとめ

用語、説明、単位をセットで覚えておくといいです。

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02

建築物の環境評価や温熱環境、地球環境問題に関する記述です。

選択肢1. CASBEE(建築環境総合性能評価システム)は、環境配慮はもとより、室内の快適性や景観への配慮なども含めた建物の品質を総合的に評価するシステムである。

〇

 

CASBEEは、建築物の環境性能を総合的に評価するシステムです。

省エネルギーだけでなく、室内の快適性や景観への配慮なども評価します。

選択肢2. PMV(予測平均温冷感申告)は、温熱環境6要素から求められ、PMVの値が0であれば、PPD(予測不満足者率)も0%となる。

×

 

PMVが0であっても、PPDは約5%です。

PMVが0は温冷感が中立であることを示しますが、全員が満足するわけではありません。

選択肢3. 建築物のLCCO2(ライフサイクルCO2)は、資材生産から施工・運用・解体除却までの全過程の二酸化炭素排出量を推定して算出する。

〇

 

LCCO2は、資材の生産から施工・運用・解体・廃棄まで、建築物のライフサイクル全体で排出されるCO2を評価する指標です。

選択肢4. カーボンニュートラルは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの「排出量」から、植林、森林管理などによる「吸収量」を差し引いて、合計を実質的にゼロにすることである。

〇

 

カーボンニュートラルは、温室効果ガスの排出量から吸収量などを差し引き、全体として実質ゼロにすることです。

選択肢5. ヒートアイランド現象は、人工排熱、地表面の人工被覆、及び都市密度の高度化などの人間活動が原因で都市の気温が周囲より高くなる現象である。

〇

 

ヒートアイランド現象は、人工排熱や地表面の人工被覆、都市の高密度化などによって、都市の気温が周囲より高くなる現象です。

まとめ

環境評価では、用語の意味と数値の関係をセットで覚えましょう。

特に、PMV=0でもPPD=0%にはならず、約5%となる点は頻出されます。

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