二級建築士 過去問
令和7年(2025年)
問90 (学科4(建築施工) 問15)

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問題

二級建築士試験 令和7年(2025年) 問90(学科4(建築施工) 問15) (訂正依頼・報告はこちら)

木工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 敷居の溝の底には、堅木を埋め木した。
  • 垂木の継手の位置は、母屋(もや)上端で乱に配置した。
  • 大引の継手は、床束心で突付け継ぎとした。
  • 構造材に用いる製材の品質は、JASに適合する構造用製材を使用した。
  • 和室の畳床において、根太の間隔を455mmとした。

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題で覚えておくポイントは以下のとおりです。大引とは、床組を支える主要な横架材で、荷重を床束に伝える部材です。したがって、継手は曲げモーメントやせん断力を十分に伝達できる方法で行う必要があります。単純な突付け継ぎが適切かどうかを判断すれば、正解を導くことができます。では問題をみてみましょう

選択肢1. 敷居の溝の底には、堅木を埋め木した。

敷居の溝部分は建具の開閉により摩耗しやすい部分です。そのため、耐摩耗性に優れた堅木を埋め木するのは適切な施工方法です。

選択肢2. 垂木の継手の位置は、母屋(もや)上端で乱に配置した。

垂木の継手は、母屋の上で行うのが原則です。また、継手位置を一直線にそろえるのではなく、乱(ばらばら)に配置することで応力の集中を避けます。よって、この記述は適当です。

 

選択肢3. 大引の継手は、床束心で突付け継ぎとした。

大引は床荷重を支える重要な構造材です。継手は床束の位置で行うのが基本ですが、単なる突付け継ぎでは強度が不足します。通常は腰掛け鎌継ぎなど、応力を伝達できる継手を用います。突付け継ぎは構造材の継手としては不適当です。

選択肢4. 構造材に用いる製材の品質は、JASに適合する構造用製材を使用した。

構造材には品質や強度性能が確保された材料を使用する必要があります。日本農林規格(JAS)に適合する構造用製材を使用するのは適切です。
 

選択肢5. 和室の畳床において、根太の間隔を455mmとした。

在来工法では、根太間隔を455mm(尺貫法で1尺5寸)とするのが一般的です。畳の寸法体系とも整合します。

まとめ

木工事では、構造材の継手方法とその位置が頻出ポイントです。特に大引や梁などの主要構造材は、単なる突付け継ぎでは強度不足となります。「継手はどこで行うか」「その方法で構造的に問題がないか」を意識して判断できるようにしておきましょう。
 

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