二級建築士 過去問
令和7年(2025年)
問89 (学科4(建築施工) 問14)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

二級建築士試験 令和7年(2025年) 問89(学科4(建築施工) 問14) (訂正依頼・報告はこちら)

押出成形セメント板工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 外壁パネルを縦張り工法で取り付けるに当たり、取付け金物は、パネルの上下端部に、ロッキングできるように取り付けた。
  • 外壁パネルを横張り工法で取り付けるに当たり、取付け金物は、パネルの左右端部に、スライドできるように取り付けた。
  • 外壁パネルを縦張り工法で取り付けるに当たり、パネル相互の目地幅は、特記がなかったので、長辺の目地幅を15mm、短辺の目地幅を10mmとした。
  • 出隅及び入隅のパネル接合目地は伸縮目地とし、シーリング材を充塡した。
  • パネルに損傷があったが、パネルの構造耐力や防水性能などに影響のない軽微なものであったので、補修して使用した。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

この問題で覚えておくポイントは以下のとおりです。

 ・押出成形セメント板(ECP)の目地幅は、特記がない場合は標準仕様に従うこと。
 ・縦張り工法・横張り工法では、ロッキング機構やスライド機構の考え方を理解すること。

つまり、標準的な目地幅の数値を正しく覚えているかどうかが判断のポイントです。では各選択肢を確認します。
 

選択肢1. 外壁パネルを縦張り工法で取り付けるに当たり、取付け金物は、パネルの上下端部に、ロッキングできるように取り付けた。

 縦張り工法では、地震時の層間変位に追従させるため、ロッキング機構を設ける方法は一般的です。

選択肢2. 外壁パネルを横張り工法で取り付けるに当たり、取付け金物は、パネルの左右端部に、スライドできるように取り付けた。

横張り工法では、パネルの変位を吸収するためにスライド機構を設けることがあります。施工上の考え方として不適当とはいえません。

選択肢3. 外壁パネルを縦張り工法で取り付けるに当たり、パネル相互の目地幅は、特記がなかったので、長辺の目地幅を15mm、短辺の目地幅を10mmとした。

押出成形セメント板の標準目地幅は、

 ・長辺:10mm程度
 ・短辺:15mm程度

とするのが一般的です。本肢ではこれが逆になっているため、不適当です。

選択肢4. 出隅及び入隅のパネル接合目地は伸縮目地とし、シーリング材を充塡した。

出隅・入隅部は応力集中や変位が生じやすいため、伸縮目地としシーリング材を充填するのは適切です。

選択肢5. パネルに損傷があったが、パネルの構造耐力や防水性能などに影響のない軽微なものであったので、補修して使用した。

性能に影響しない軽微な損傷であれば、適切に補修して使用することは可能です。

まとめ

押出成形セメント板工事では、

 ・標準目地幅(長辺・短辺の違い)
 ・変位吸収のための取付け方法
 ・隅部の伸縮目地処理

が重要な出題ポイントです。特に目地幅の数値関係は入れ替えて出題されやすいため、確実に覚えておきましょう。

参考になった数0