二級建築士 過去問
令和7年(2025年)
問87 (学科4(建築施工) 問12)
問題文
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問題
二級建築士試験 令和7年(2025年) 問87(学科4(建築施工) 問12) (訂正依頼・報告はこちら)
- ナット回転法によるM12(ねじの呼び径)の高力六角ボルトの本締めは、特記がなかったので、一次締付け完了後を起点としてナットを120度回転させて行った。
- 高力ボルト接合による組立て後、ボルト孔心が一致せずボルトが挿入できないものは、スプライスプレートを取り替えた。
- 建方の本接合に先立ち、ひずみを修正し、建入れ直しを行った。
- 高さ5mの柱の倒れの建方精度については、特記がなかったので、管理許容差が5mm以下であることを確認した。
- 敷地が狭く部材の搬入経路が一方向となるので、建方は建逃げ方式を採用した。
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この過去問の解説 (1件)
01
この問題で覚えておくポイントは以下のとおりです。
・高力ボルトの締付け方法(ナット回転法)における回転角の基準
・鉄骨建方における精度管理(倒れの許容差)
・建方計画や接合不良時の対応方法
ナット回転法とは、一次締付け後にナットを一定角度だけ回転させることで、所定の軸力を確保する締付け方法のことです。つまり、ボルト径ごとの規定回転角を正しく覚えているかどうかが正解を判断するポイントになります。
では問題をみてみましょう。
ナット回転法では、ボルト径に応じて回転角の標準値が定められています。M12の場合、一般的な標準回転角は60度(1/6回転)程度です。
120度(1/3回転)は過大であり、軸力が過大となるおそれがあります。
無理に孔を広げたり、ガス切断等で調整することは認められていません。部材精度の確保が原則であり、部材交換は適切な措置です。
鉄骨建方では、本締め前に
・柱の倒れ
・部材の通り
・レベル
などを確認し、修正するのが原則です。よって、これは適当です。
一般的な鉄骨建方精度では、柱の倒れの管理許容差は高さの1/1000程度が目安です。5m(=5000mm)の場合、5000 ÷ 1000 = 5mm
となります。したがって、この記述は適当です。
建逃げ方式とは、クレーンの移動方向に沿って順次建方を進める方法で、狭小敷地や一方向搬入の場合に有効な工法です。
鉄骨工事では、
・高力ボルトの締付け回転角
・柱の倒れの許容差(高さの1/1000)
・本締め前の建入れ直し
・孔ずれ時の適切な対応
といった基本事項が頻出です。特にナット回転法の回転角はボルト径ごとに異なるため、数値まで正確に覚えておきましょう。鉄骨工事の施工管理に関する問題は毎年のように出題されるため、標準値と原則を整理しておくことが重要です。
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