二級建築士 過去問
令和7年(2025年)
問83 (学科4(建築施工) 問8)

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問題

二級建築士試験 令和7年(2025年) 問83(学科4(建築施工) 問8) (訂正依頼・報告はこちら)

鉄筋工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 鉄筋の加工については、切断は直角切断機で行い、折曲げは手動鉄筋折曲げ機で行った。
  • 鉄筋の重ね継手部分及び交差部分の要所を、径0.8mmのなまし鉄線を用いて結束した。
  • SD345のD22とD32との継手については、手動ガス圧接とした。
  • 梁の鉄筋のかぶり厚さは、あばら筋の外側から測定した。
  • 柱の帯筋を加工するに当たり、見込んでおくべきかぶり厚さは、施工誤差を考慮して、必要な最小かぶり厚さに10mmを加えた数値とした。

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題で覚えておくポイントは以下のとおりです。ガス圧接は、原則として同径の鉄筋同士を接合する方法です。異径鉄筋の継手は、原則として重ね継手や機械式継手などを用います。では問題をみてみましょう。
 

選択肢1. 鉄筋の加工については、切断は直角切断機で行い、折曲げは手動鉄筋折曲げ機で行った。

一般的な現場での標準的な施工方法であり、特に不適当な点はありません。

選択肢2. 鉄筋の重ね継手部分及び交差部分の要所を、径0.8mmのなまし鉄線を用いて結束した。

鉄筋の結束には、なまし鉄線(番線)を用いるのが一般的で、径0.8mmも標準的な仕様です。
 

選択肢3. SD345のD22とD32との継手については、手動ガス圧接とした。

ガス圧接は、原則として同径の鉄筋同士を接合する工法です。D22とD32のような異径鉄筋をそのまま手動ガス圧接とするのは適切ではありません。異径鉄筋の継手には、重ね継手や機械式継手などを採用します。
 

選択肢4. 梁の鉄筋のかぶり厚さは、あばら筋の外側から測定した。

かぶり厚さは、コンクリート表面から最も外側にある鉄筋までの距離です。梁の場合、最外側に位置するのは通常「あばら筋(スターラップ)」です。したがって、あばら筋の外側から測定するのは正しい方法です。
 

選択肢5. 柱の帯筋を加工するに当たり、見込んでおくべきかぶり厚さは、施工誤差を考慮して、必要な最小かぶり厚さに10mmを加えた数値とした。

帯筋の加工寸法では、設計上の最小かぶり厚さに加えて、施工誤差や鉄筋のずれを考慮するのが一般的です。10mm程度の余裕を見るのは妥当な考え方です。


 

まとめ

鉄筋工事では、継手方法の適用条件が重要です。

 ・ガス圧接は原則「同径鉄筋」
 ・異径鉄筋は重ね継手や機械式継手を用いる
 ・かぶり厚さは最外側鉄筋から測定する
 ・結束線の仕様は標準値を押さえる

特に異径鉄筋とガス圧接の組み合わせは誤りとして頻出です。継手の原則を確実に覚えておきましょう。
 

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