二級建築士 過去問
令和7年(2025年)
問82 (学科4(建築施工) 問7)
問題文
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問題
二級建築士試験 令和7年(2025年) 問82(学科4(建築施工) 問7) (訂正依頼・報告はこちら)
- 割栗地業の根切り深さは、割栗石の沈み寸法を見込んで決めた。
- 埋戻しにおける締固めは、透水性のよい山砂を用いたので、水締めとした。
- スクリューウエイト貫入試験(旧スウェーデン式サウンディング試験)による地盤調査を実施し、計測は建築物の四隅付近を含め4点以上で調査を行った。
- 比較的良好な地盤に、切込み砂利を用いて砂利地業を行った。
- 山留めを親杭横矢板工法としたので、基礎工事までの作業順序は、根切り→砂利地業→山留め→基礎の順で行った。
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この過去問の解説 (1件)
01
この問題で覚えておくポイントは以下のとおりです。
・山留め工事は、根切り前または根切りと並行して行う仮設工事である
・山留めは土砂の崩壊防止が目的であり、根切り後に施工するものではない
・割栗地業・砂利地業・締固め方法・地盤調査の基本知識を整理しておくこと
特に重要なのは、山留めと根切りの施工順序です。山留めとは、掘削中に周囲の土が崩れないようにするための仮設構造物のことです。つまり、掘削(根切り)の前後関係を正しく理解しているかどうかが判断ポイントになります。
では問題をみていきましょう。
割栗地業では、割栗石を敷き込み、転圧することで地盤を安定させます。施工時には、石のかみ合わせや転圧による沈み込み(沈み寸法)が生じます。そのため、あらかじめ沈み寸法を見込んで根切り深さを決定するのは適切です。
山砂は透水性がよいため、水を加えて締め固める水締めが可能です。水締めは、砂質土など透水性の高い材料に用いられる方法であり、適切です。
スクリューウエイト貫入試験(旧スウェーデン式サウンディング試験)は、小規模建築物で一般的に用いられる地盤調査方法です。調査は建物の四隅および中央付近など複数点(通常4点以上)で実施しますので、適切です。
砂利地業は、地盤を均一にし、基礎荷重を分散させる目的で行います。比較的良好な地盤であっても、基礎下の不陸調整や支持力補助のために施工されます。切込み砂利を用いるのも一般的です。
親杭横矢板工法は、代表的な山留め工法の一つで、掘削時の土砂崩壊を防止するために設けます。正しい施工順序は、山留め → 根切り → 地業 → 基礎です。問題文のように、根切りや砂利地業を先に行ってから山留めを施工すると掘削中に土が崩れてしまうため、山留めの意味がなくなります。
この問題は、土工事の基本的な施工順序を問う典型問題です。特に重要なのは次の点です。
・山留めは掘削前または掘削と同時に行う仮設工事
・根切り後に山留めを行うことはない
・砂質土は水締めが可能
・割栗地業は沈み寸法を見込む
・地盤調査は複数点で実施する
「山留めと根切りの前後関係」は頻出ポイントなので、確実に押さえておきましょう。
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