二級建築士 過去問
令和7年(2025年)
問18 (学科1(建築計画) 問18)

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問題

二級建築士試験 令和7年(2025年) 問18(学科1(建築計画) 問18) (訂正依頼・報告はこちら)

建築生産に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • CLTは、ひき板を幅方向に並べたものを、繊維方向が直交するように積層接着することで大きな面材にしたものである。
  • BIMは、3次元の形状情報に仕様・性能、コスト等の与条件を取り込み、設計、施工、維持管理に活用できる建物情報モデルである。
  • カーテンウォールは、建築物の外周に設けられた、荷重を支持する壁のことである。
  • モデュラーコーディネーションは、基準として用いる単位寸法等により、建築及び建築各部の寸法を相互に関連づけるように調整する手法である。
  • デジタルファブリケーションは、デジタルデータをもとにした、ものづくり技術のことである。

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題は、用語の「役割」を正しく押さえるのがポイントです。

選択肢1. CLTは、ひき板を幅方向に並べたものを、繊維方向が直交するように積層接着することで大きな面材にしたものである。

CLTは、板を並べて、次の層は板の向きを90度変えて重ね、接着して作る木の大きなパネルです。
繊維方向を直交させることで、反りや変形が起きにくい面材にしやすいのが特徴です。

選択肢2. BIMは、3次元の形状情報に仕様・性能、コスト等の与条件を取り込み、設計、施工、維持管理に活用できる建物情報モデルである。

BIMは、3Dの形だけでなく、材料や性能、数量、コストなどの情報もひも付けて管理し、設計から施工、維持管理までに活かす考え方です。
「建物を情報としてまとめる」という説明になっていて流れに合っています。

選択肢3. カーテンウォールは、建築物の外周に設けられた、荷重を支持する壁のことである。

正解(最も不適当な記述)です。

カーテンウォールは、柱や梁などの構造体とは別に外側を覆う外壁で、基本的に建物の重さ(床や梁の荷重)を支えません
支えるのは主に、自分自身の重さや風圧などで、建物の主要な荷重を受け持つ壁(耐力壁)の説明とは逆になっています。

選択肢4. モデュラーコーディネーションは、基準として用いる単位寸法等により、建築及び建築各部の寸法を相互に関連づけるように調整する手法である。

モデュラーコーディネーションは、基準寸法(モジュール)を決めて、柱間や部材寸法、設備の取り合いなどを寸法のルールでそろえる考え方です。
部品化や施工のしやすさにもつながります。

選択肢5. デジタルファブリケーションは、デジタルデータをもとにした、ものづくり技術のことである。

CADデータなどのデジタル情報から、CNC加工機や3Dプリンタなどで作る「データから作る製造」がデジタルファブリケーションです。

まとめ

カーテンウォールは、外側を覆う外壁ですが、構造体のように主要な荷重を支える壁ではないという点が重要です。
CLTは木の大判パネル、BIMは建物情報の3Dモデル、モデュラーコーディネーションは寸法のルール化、デジタルファブリケーションはデータを使った製作、と整理して覚えると判断しやすくなります。

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02

この問題では、用語の正確な意味を理解しているかがポイントです。

選択肢1. CLTは、ひき板を幅方向に並べたものを、繊維方向が直交するように積層接着することで大きな面材にしたものである。

木質系積層材の原料と積層方向の組み合わせは下記のようになります。

 繊維方向
平行直交
原料ひき板(ラミナ)集成材CLT
単板LVL合板


したがって、この記述は正しいです。

選択肢2. BIMは、3次元の形状情報に仕様・性能、コスト等の与条件を取り込み、設計、施工、維持管理に活用できる建物情報モデルである。

BIM(Building Information Modeling)とは、

3次元の建物モデルに情報(部材・コスト・仕上げ)を付加し、

設計・施工・維持管理の全行程で情報を活用するものです。

 

したがって、この記述は正しいです。

選択肢3. カーテンウォールは、建築物の外周に設けられた、荷重を支持する壁のことである。

カーテンウォールとは、柱や梁で支えられた構造体に後から取り付ける

荷重を負担しない非耐力性の外壁です。

 

したがって、この記述は誤りです。

選択肢4. モデュラーコーディネーションは、基準として用いる単位寸法等により、建築及び建築各部の寸法を相互に関連づけるように調整する手法である。

モデュラーコーディネーションは、建築の設計、部材生産、施工において、

基準寸法(モジュール)を決めて、部材寸法を統一・生産性向上・合理化を図る手法です。

 

したがって、この記述は正しいです。

選択肢5. デジタルファブリケーションは、デジタルデータをもとにした、ものづくり技術のことである。

デジタルファブリケーションとは、デジタル情報から、

CNC加工機や3Dプリンタなどで制作する技術の総称です。

 

したがって、この記述は正しいです。

まとめ

それぞれの用語を説明できることが重要です。

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