二級建築士 過去問
令和6年(2024年)
問54 (学科3(建築構造) 問4)

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問題

二級建築士試験 令和6年(2024年) 問54(学科3(建築構造) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

図のような外力を受ける静定ラーメンにおいて、D点の曲げモーメントが0となる鉛直荷重Pの値として、正しいものは、次のうちどれか。ただし、鉛直荷重Pの向きは、下向きを「+」、上向きを「-」とする。
問題文の画像
  • -2kN
  • -1kN
  • 0kN
  • +1kN
  • +2kN

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この過去問の解説 (3件)

01

ΣMf=0より、
 Ra×4m-P ×2m=0
 Ra= 1/2P

 

ΣMd=0より、
 Ra×2m-1kN×2m-Md=0
 ここでRa= 1/2P 、Md=0より
 
1/2P ×2m-1kN×2m=0
 ∴P =+2kN

選択肢1. -2kN

誤りです。

選択肢2. -1kN

誤りです。

選択肢3. 0kN

誤りです。

選択肢4. +1kN

誤りです。

選択肢5. +2kN

正しいです。

参考になった数28

02

鉛直荷重Pを求める問題です。

この手の問題は手順を追ってしっかり計算しましょう。

※矢印は上向き、右向きが(+)、下向き、左向きが(-)です。

 

まずは支点A、Fの反力を仮定します。

 

F点まわりのモーメントのつり合いで考えると、

ΣMF=0より、

VA×4(m)-P×2(m)=0。

VA=1/2P(上向き)

※答えがプラス(+)で出たのでVAは仮定した向きと同じです。

 

問題より、D点まわりの曲げモーメントが0となるため、

D点より左側を切り出します。

見やすいよう、下図は90°回転させています。

符号が混乱しないよう、D点に指を置いて考えるとわかりやすいです。

 

 

D点まわりのモーメントのつり合いで考えると、

ΣMD=0より、

1/2P×2(m)-1(kN)×2(m)=0。

P=+2(kN)(下向き)
※答えがプラス(+)で出たのでPは下向きのままです。

選択肢1. -2kN

誤りです。

選択肢2. -1kN

誤りです。

選択肢3. 0kN

誤りです。

選択肢4. +1kN

誤りです。

選択肢5. +2kN

正しいです。

まとめ

単純梁では解けたのにラーメンになったとたん混乱することは少なくありません。

矢印を延長させたとき、指を置いた点に対して時計回り(+)なのか反時計回り(-)なのかを確認し、ミスを防ぎましょう。

この様な問題は選択肢に逆の符号の数字があります。念入りに見直しをすることをおすすめします。

符号ミスで1点落とすのは勿体ないです。

 

参考になった数0

03

正しいものは、+2kNです。

この問題では、まずラーメン全体のつり合いからA点の鉛直反力を求めます。次にD点で部材を切り、D点の曲げモーメントが0になる条件を使います。

図では、AとFの水平距離は4m、荷重Pはその中央のD点に作用し、水平荷重1kNはD点より2m下のB点に作用しています。

計算すると、

A点の鉛直反力=P/2

となり、D点の曲げモーメントを0とするには、

(P/2)×2-1×2=0

となるので、

P=+2kN

です。

選択肢5. +2kN

この値が適当です。

まず、ラーメン全体についてF点まわりのモーメントを考えます。

R_A×4-P×2=0

したがって、

R_A=P/2

です。

次に、D点で切断して左側のA-B-C-D部分を考えます。

D点からA点までの水平距離は2mなので、A点の鉛直反力によるモーメントは、

R_A×2

です。

また、B点の水平荷重1kNはD点より2m下にあるので、

1×2=2kN・m

のモーメントを生じます。

D点の曲げモーメントを0とするには、この2つが打ち消し合えばよいので、

R_A×2-1×2=0

R_A=1kN

となります。

さらに、

R_A=P/2

なので、

P/2=1

よって、

P=2kN

です。

問題では下向きを「+」としているので、答えは+2kNとなります。

まとめ

この問題では、ラーメン全体のつり合い→D点で切断した部分のつり合いという順番で考えると分かりやすくなります。

まずF点まわりで、

R_A×4-P×2=0

より、

R_A=P/2

です。

次にD点の曲げモーメントを0とすると、

R_A×2-1×2=0

より、

R_A=1kN

です。

したがって、

P/2=1

P=+2kN

となります。

ポイントは、F点まわりでは1kNの水平荷重の作用線がF点を通るため、その荷重によるモーメントは0になることです。

参考になった数0