二級建築士 過去問
令和6年(2024年)
問19 (学科1(建築計画) 問19)

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問題

二級建築士試験 令和6年(2024年) 問19(学科1(建築計画) 問19) (訂正依頼・報告はこちら)

建築設備に関する用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
  • HEMS ――― 住宅内の家電機器、給湯機器や発電設備等をネットワーク化し、設備等の制御やエネルギーの可視化を行うシステムである。
  • CAV方式 ――― 変風量方式のことであり、空調対象室の熱負荷の変動に応じて、給気量を変動させる空調方式である。

  • FRP ――― 繊維強化プラスチックのことであり、軽量で耐食性に優れ、成形性、加工性もよいことから、浴槽や水槽の材料として広く用いられている。
  • VP管 ――― 硬質ポリ塩化ビニル管の一種であり、軽量で施工性がよく、かつ、耐食性に優れていることから、排水管など広範囲に用いられている。

  • UPS ――― 無停電電源装置のことであり、停電等の際に、一時的に電力供給を行うために用いられている。

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題は建築設備に関する用語に関する出題です。

建築設備では、様々な略語や用語が存在しますので、覚えておきましょう。

選択肢1. HEMS ――― 住宅内の家電機器、給湯機器や発電設備等をネットワーク化し、設備等の制御やエネルギーの可視化を行うシステムである。

組み合わせは正しいです。

HEMS=Home Energy Manegement Systemの略称です。住宅内のエネルギー使用を最適化するためのシステムです。

選択肢2.

CAV方式 ――― 変風量方式のことであり、空調対象室の熱負荷の変動に応じて、給気量を変動させる空調方式である。

組み合わせは間違っています。

記述の変風量方式のことを、VAV方式といいます。

CAV方式は、定風量方式のことで、代表の空調対象室内の熱負荷の変動に応じて、給気温度を変動させる空調方式です。

選択肢3. FRP ――― 繊維強化プラスチックのことであり、軽量で耐食性に優れ、成形性、加工性もよいことから、浴槽や水槽の材料として広く用いられている。

組み合わせは正しいです。

受水槽に使われるFRPは、日光が透過してしまうと光合成により藻が増えてしまうため、光の透過率が低いものとなっています。

選択肢4.

VP管 ――― 硬質ポリ塩化ビニル管の一種であり、軽量で施工性がよく、かつ、耐食性に優れていることから、排水管など広範囲に用いられている。

組み合わせは正しいです。

VP管と似たもので、VU管があります。VU管はVP管よりも薄肉で、下水管や通気管に使用されます。

選択肢5. UPS ――― 無停電電源装置のことであり、停電等の際に、一時的に電力供給を行うために用いられている。

組み合わせは正しいです。

UPSは、蓄電池などのエネルギー蓄積装置と電力変換装置との組み合わせで安定した交流電力を供給する装置です。

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02

建築設備に関する用語の問題です。

基本的な用語ですので確実に得点しましょう。

選択肢1. HEMS ――― 住宅内の家電機器、給湯機器や発電設備等をネットワーク化し、設備等の制御やエネルギーの可視化を行うシステムである。

正しい記述です。

HEMS(Home Energy Management System)とは

家庭のエネルギー使用状況を可視化し、設備を制御することで、

省エネと快適性を両立させるシステムのことです。

選択肢2.

CAV方式 ――― 変風量方式のことであり、空調対象室の熱負荷の変動に応じて、給気量を変動させる空調方式である。

誤った記述です。

記述はVAV方式の記載です。

CAV方式は送風温度を制御し、

VAV方式は送風量を制御します。

選択肢3. FRP ――― 繊維強化プラスチックのことであり、軽量で耐食性に優れ、成形性、加工性もよいことから、浴槽や水槽の材料として広く用いられている。

正しい記述です。

樹脂に繊維を混ぜて強度を向上させた複合材料で、

軽量で丈夫なため浴槽等で用いられます。

選択肢4.

VP管 ――― 硬質ポリ塩化ビニル管の一種であり、軽量で施工性がよく、かつ、耐食性に優れていることから、排水管など広範囲に用いられている。

正しい記述です。

VP管は、主に給水や排水、通気などで使用されます。

選択肢5. UPS ――― 無停電電源装置のことであり、停電等の際に、一時的に電力供給を行うために用いられている。

正しい記述です。

UPS:無停電電源装置(Uninterruptible Power Supply)の略

停電・落雷などのトラブルから機器やデータを守る電源バックアップ用の機器です。

まとめ

基本的な用語は意味を押さえ、確実に得点しましょう。

 

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03

最も不適当なのは、「CAV方式 ― 変風量方式のことであり、空調対象室の熱負荷の変動に応じて、給気量を変動させる空調方式である。」です。

CAV方式は「Constant Air Volume」の略で、定風量方式のことです。給気量を一定に保ちながら、主に給気温度などを調整して室内の温度を保ちます。

一方、室内の熱負荷に応じて給気量を変える方式は、VAV方式(変風量方式)です。

選択肢1. HEMS ――― 住宅内の家電機器、給湯機器や発電設備等をネットワーク化し、設備等の制御やエネルギーの可視化を行うシステムである。

この記述は適当です。

HEMSは「Home Energy Management System」の略です。

住宅内のエアコン、給湯器、照明、太陽光発電設備などをネットワークでつなぎ、エネルギーの使用状況を見えるようにしたり、機器を制御したりするシステムです。

電気などの使用量を確認しながら、省エネルギーにつなげることができます。

選択肢2.

CAV方式 ――― 変風量方式のことであり、空調対象室の熱負荷の変動に応じて、給気量を変動させる空調方式である。

この記述は不適当です。

CAV方式は、定風量方式です。

「CAV」の「C」はConstant、つまり「一定」という意味で、空調する部屋へ送る空気の量を基本的に一定に保つ方式です。

これに対して、室内の熱負荷に応じて給気量を増減させる方式は、VAV方式(Variable Air Volume:変風量方式)です。

したがって、「変風量方式」としている部分が誤りです。

選択肢3. FRP ――― 繊維強化プラスチックのことであり、軽量で耐食性に優れ、成形性、加工性もよいことから、浴槽や水槽の材料として広く用いられている。

この記述は適当です。

FRPは「Fiber Reinforced Plastics」の略で、繊維強化プラスチックのことです。

プラスチックをガラス繊維などで補強した材料で、軽く、さびにくく、自由な形に成形しやすいという特徴があります。

そのため、浴槽や水槽、建築部材などに広く使用されています。

選択肢4.

VP管 ――― 硬質ポリ塩化ビニル管の一種であり、軽量で施工性がよく、かつ、耐食性に優れていることから、排水管など広範囲に用いられている。

この記述は適当です。

VP管は、硬質ポリ塩化ビニル管の一種です。

金属管に比べて軽量で扱いやすく、さびにくいという特徴があります。

また、切断や接続もしやすいため、建築設備では排水管など幅広い用途に使用されています。

選択肢5. UPS ――― 無停電電源装置のことであり、停電等の際に、一時的に電力供給を行うために用いられている。

この記述は適当です。

UPSは「Uninterruptible Power Supply」の略で、無停電電源装置のことです。

停電や瞬間的な電圧低下などが起きたときに、内蔵したバッテリーなどから一時的に電力を供給します。

コンピューターなどを突然停止させず、安全に処理や停止を行うために使われます。

まとめ

この問題では、建築設備で使われる略語とその意味・特徴を正しく理解しているかがポイントです。

特に重要なのは、CAV方式は定風量方式、VAV方式は変風量方式という違いです。

CAVは空気の量を一定に保ち、VAVは室内の熱負荷に応じて空気の量を変えます。

そのほか、HEMSは住宅のエネルギー管理、FRPは繊維強化プラスチック、VP管は硬質ポリ塩化ビニル管、UPSは無停電電源装置です。

略語は、英語の頭文字と日本語での意味をセットで覚えると区別しやすくなります。

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