二級建築士 過去問
令和5年(2023年)
問96 (学科4(建築施工) 問21)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

二級建築士試験 令和5年(2023年) 問96(学科4(建築施工) 問21) (訂正依頼・報告はこちら)

木造住宅における設備工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 屋内の排水横管の勾配は、管径が75mmであったので、1/150とした。
  • 給湯管には、架橋ポリエチレン管を使用した。
  • 雨水ますには、底部の泥だめの深さが150mmのものを用いた。
  • 寒冷地以外の一般敷地内において、特記がなかったので、給水管の地中埋設深さは、土かぶりを400mmとした。
  • コンクリート埋込みとなる分電盤の外箱は、型枠に取り付けた。

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

最も不適当なものは、

屋内の排水横管の勾配は、管径が75mmであったので、1/150とした

です。

屋内の排水横管の勾配は、管径が75mmである時には1/100の勾配が正しいため、誤りです。

選択肢1. 屋内の排水横管の勾配は、管径が75mmであったので、1/150とした。

この選択肢は不適当です。

屋内の排水横管の勾配は、管径が75mmである時には1/100の勾配が正しいため、誤りです。

選択肢2. 給湯管には、架橋ポリエチレン管を使用した。

この選択肢は正しいです。

給湯管には、架橋ポリエチレン管を使用することは正しいです。

選択肢3. 雨水ますには、底部の泥だめの深さが150mmのものを用いた。

この選択肢は正しいです。

雨水ますに、底部の泥だめの深さが150mmのものを用いることは正しいです。

選択肢4. 寒冷地以外の一般敷地内において、特記がなかったので、給水管の地中埋設深さは、土かぶりを400mmとした。

この選択肢は正しいです。

寒冷地以外の一般敷地内において、特記がない場合に、給水管の地中埋設深さを、土かぶりを400mmとすることは正しいです。

選択肢5. コンクリート埋込みとなる分電盤の外箱は、型枠に取り付けた。

この選択肢は正しいです。

コンクリート埋込みとなる分電盤の外箱は、型枠に取り付けます。

参考になった数51

02

屋内の排水横管の勾配は、管径が75mm、100㎜の場合は1/100以上とします。

選択肢1. 屋内の排水横管の勾配は、管径が75mmであったので、1/150とした。

この選択肢は不適当です。

屋内の排水横管の勾配は、管径が75mm、100㎜の場合は1/100以上とします。

選択肢2. 給湯管には、架橋ポリエチレン管を使用した。

この選択肢は正しいです。

他にも銅管、被服銅管、耐熱硬化塩化ビニル管なども使用できます。

選択肢3. 雨水ますには、底部の泥だめの深さが150mmのものを用いた。

この選択肢は正しいです。

深さ150㎜以上のものを使用します。

選択肢4. 寒冷地以外の一般敷地内において、特記がなかったので、給水管の地中埋設深さは、土かぶりを400mmとした。

この選択肢は正しいです。

埋設配管の埋設深さは、一般で300㎜以上、車両通路では600㎜以上、重車両通路では1200㎜以上とします。

寒冷地では凍結震度以上とします。

選択肢5. コンクリート埋込みとなる分電盤の外箱は、型枠に取り付けた。

この選択肢は正しいです。

設問の通りです。

参考になった数1

03

最も不適当なのは、「屋内の排水横管の勾配は、管径が75mmであったので、1/150とした。」です。

屋内の排水横管は、排水が途中でたまらず流れるように、管径に応じた勾配を設けます。管径75mmの場合、最小勾配は1/100です。

1/150では勾配が緩すぎるため、不適当です。環境省の資料でも、排水横管は管径75mmの場合、最小勾配を1/100としています。

選択肢1. 屋内の排水横管の勾配は、管径が75mmであったので、1/150とした。

この記述は不適当です。

排水横管は、水や汚物が管の中に残らないように、適切な勾配をつけて施工します。

管径ごとの最小勾配は、65mm以下が1/50、75mm・100mmが1/100、125mmが1/150、150mm以上が1/200です。

したがって、管径75mmでは1/100以上の勾配が必要であり、1/150では不足しています。

選択肢2. 給湯管には、架橋ポリエチレン管を使用した。

この記述は適当です。

架橋ポリエチレン管は、ポリエチレンに耐熱性などを持たせた配管材料です。

耐熱性や耐食性があり、住宅の給水管や給湯管に広く使用できます。金属管のようにさびる心配も少なく、曲げやすいため住宅の配管に適しています。

給湯用として使用できる架橋ポリエチレン管も製品化されています。

選択肢3. 雨水ますには、底部の泥だめの深さが150mmのものを用いた。

この記述は適当です。

雨水には、土や砂、落ち葉などが混じることがあります。それらがそのまま排水管へ入ると、管が詰まる原因になります。

そこで雨水ますの底には、土砂を沈めるための泥だめを150mm以上設けます。

深さ150mmの泥だめは、この条件を満たしています。

選択肢4. 寒冷地以外の一般敷地内において、特記がなかったので、給水管の地中埋設深さは、土かぶりを400mmとした。

この記述は適当です。

給水管を地中に埋める場合は、地上からの荷重や外力によって管が傷まないように、一定の深さを確保します。

一般的な敷地内で車両が通行しない部分は、管の上端から300mm以上の土かぶりを確保します。

この記述では400mmとしているため、必要な300mm以上を満たしています。なお、車両通行部分では600mm以上、寒冷地では凍結深度も考えて埋設します。

選択肢5. コンクリート埋込みとなる分電盤の外箱は、型枠に取り付けた。

この記述は適当です。

分電盤の外箱をコンクリートに埋め込む場合は、コンクリートを打ち込んだときに位置がずれないようにしておく必要があります。

そのため、分電盤の外箱は型枠に取り付けて固定します

これによって、コンクリートを打ち込んだときの圧力で外箱が動いたり傾いたりすることを防ぎます。国土交通省の設備工事の標準仕様でも、この施工方法が示されています。

まとめ

この問題では、住宅設備工事における配管の勾配、使用材料、埋設深さ、ますや電気設備の施工方法がポイントです。

特に覚えておきたいのは、屋内の排水横管の勾配です。管径75mm・100mmでは最小勾配を1/100とします。1/150は管径125mmの場合に用いられる値です。

また、雨水ますの泥だめは150mm以上、一般敷地内で車両が通らない場所の給水管は土かぶり300mm以上が目安です。

設備工事では、同じ「配管」であっても、管径や設置場所によって必要な寸法が変わるため、数値と条件を組み合わせて覚えることが大切です。

参考になった数0