二級建築士 過去問
令和5年(2023年)
問85 (学科4(建築施工) 問10)
問題文
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問題
二級建築士試験 令和5年(2023年) 問85(学科4(建築施工) 問10) (訂正依頼・報告はこちら)
- コンクリートの練混ぜから打込み終了までの時間は、外気温が20℃であったので、120分以内とした。
- レディーミクストコンクリートの受入れにおいて、コンクリートの種類、呼び強度、指定スランプ等が、発注した条件に適合していることを、運搬車2台に対して1台の割合で、納入書により確認した。
- フレッシュコンクリートの試験に用いる試料の採取は、荷卸しから打込み直前までの間に、許容差を超えるような品質の変動のおそれがなかったので、工事現場の荷卸し地点とした。
- レディーミクストコンクリートの受入検査において、コンクリートに含まれる塩化物量が、塩化物イオン量として、0.30kg/m3であったので、合格とした。
- レディーミクストコンクリートの受入検査において、指定したスランプ18cmに対して、スランプが20cmであったので、合格とした。
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この過去問の解説 (3件)
01
最も不適当なものは、
レディーミクストコンクリートの受入れにおいて、コンクリートの種類、呼び強度、指定スランプ等が、発注した条件に適合していることを、運搬車2台に対して1台の割合で、納入書により確認した。
です。
レディーミクストコンクリートの受入れにおいては、コンクリートの種類、呼び強度、指定スランプ等が、発注した条件に適合していることを、各運搬車の納入書により確認します。
この選択肢は正しいです。
コンクリートの練混ぜから打込み終了までの時間は、外気温が20℃であったので、120分以内とすることは正しいです。
この選択肢は不適当です。
レディーミクストコンクリートの受入れにおいては、コンクリートの種類、呼び強度、指定スランプ等が、発注した条件に適合していることを、各運搬車の納入書により確認します。
この選択肢は正しいです。
フレッシュコンクリートの試験に用いる試料の採取は、荷卸しから打込み直前までの間に、許容差を超えるような品質の変動のおそれがなかったので、工事現場の荷卸し地点とすることは正しいです。
この選択肢は正しいです。
レディーミクストコンクリートの受入検査において、コンクリートに含まれる塩化物量が、塩化物イオン量として、0.30kg/m3であったので、合格とすることは正しいです。
この選択肢は正しいです。
レディーミクストコンクリートの受入検査において、指定したスランプ18cmに対して、スランプが20cmであったので、合格とすることは正しいです。
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02
レディーミクストコンクリートの受入れでは、各運搬車の納入書において
コンクリートの種類、呼び強度、指定スランプ等が、発注した条件に適合していることを確認します。
この選択肢は正しいです。
コンクリートの練混ぜから打込み終了までの時間は、下記の通りとします。
外気温が25℃以上 90分以内
外気温が25℃未満 120分以内
この選択肢は不適当です。
レディーミクストコンクリートの受入れでは、各運搬車の納入書において確認します。
この選択肢は正しいです。
フレッシュコンクリートの試験に用いる試料の採取は原則、工事現場の荷卸し地点とします。
この選択肢は正しいです。
レディーミクストコンクリートの受入検査において、コンクリートに含まれる塩化物量は、
塩化物イオン量として、0.30kg/m3以下とします。
この選択肢は正しいです。
指定したスランプ地の許容差は原則、下記の通りです。
スランプ 8㎝以上18㎝以下 ±2.5㎝
21㎝ ±1.5㎝
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03
最も不適当なのは、「レディーミクストコンクリートの受入れにおいて、コンクリートの種類、呼び強度、指定スランプ等が、発注した条件に適合していることを、運搬車2台に対して1台の割合で、納入書により確認した。」という記述です。
レディーミクストコンクリートを受け入れるときは、発注したコンクリートと間違いがないか、各運搬車ごとに納入書を確認します。
したがって、「2台に対して1台の割合」で確認するのでは不十分です。国土交通省の現行の公共建築工事標準仕様書でも、納入されたコンクリートが発注条件に適合していることを各運搬車の納入書により確認することとされています。
この記述は適当です。
コンクリートは、練り混ぜてから時間がたちすぎると、固まり始めて施工しにくくなり、品質にも悪い影響が出るおそれがあります。
そのため、練混ぜから打込み終了までの時間は、原則として、
外気温が25℃以下の場合:120分以内
外気温が25℃を超える場合:90分以内
とします。
この場合の外気温は20℃なので、120分以内としたことは適切です。
この記述が最も不適当です。
レディーミクストコンクリートは、複数の運搬車で現場へ搬入されます。
それぞれの運搬車について、コンクリートの種類、呼び強度、スランプなどが発注内容と合っているかを確認する必要があります。
したがって、納入書は運搬車ごとに確認します。
「2台に対して1台だけ確認する」という方法では、確認していない車両に別のコンクリートが積まれていても気付けないおそれがあります。
この記述は適当です。
フレッシュコンクリートの試験では、スランプや空気量などを確認します。
試験用のコンクリートは、原則として工事現場の荷卸し地点で採取します。
ただし、荷卸し後から打込み直前までに品質が大きく変わるおそれがある場合には、その品質を代表する場所で採取します。
この場合は品質変動のおそれがないため、荷卸し地点で採取することが適切です。
この記述は適当です。
コンクリートに塩化物が多く含まれると、鉄筋がさびやすくなり、鉄筋コンクリートの耐久性が低下するおそれがあります。
そのため、塩化物イオン量は、原則として0.30kg/m³以下とします。
0.30kg/m³は上限値そのものなので、基準を満たしています。
現行の標準仕様書でも、0.30kg/m³を超えた場合には、その後の運搬車について連続して試験を行うこととされています。
この記述は適当です。
スランプは、フレッシュコンクリートの柔らかさや流動性を表す値です。
指定スランプが18cmの場合、許容差は±2.5cmです。
したがって、許容される範囲は、
15.5~20.5cm
です。
測定値20cmはこの範囲内なので、合格とすることができます。
この問題では、レディーミクストコンクリートの搬入から受入検査までの品質管理を理解することがポイントです。
外気温20℃の場合、練混ぜから打込み終了までは120分以内とします。
試験用の試料は、品質変動のおそれがなければ荷卸し地点で採取します。
塩化物イオン量は0.30kg/m³以下であれば基準内です。また、指定スランプ18cmでは許容差が±2.5cmなので、20cmは許容範囲に入ります。
一方、納入されたコンクリートが発注条件に合っているかどうかは、各運搬車の納入書で確認しなければなりません。
したがって、最も不適当なのは、納入書を運搬車2台に対して1台の割合で確認した記述です。
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