二級建築士 過去問
令和5年(2023年)
問84 (学科4(建築施工) 問9)
問題文
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問題
二級建築士試験 令和5年(2023年) 問84(学科4(建築施工) 問9) (訂正依頼・報告はこちら)
- 資源有効活用の面から、使用後の型枠については、コンクリートに接する面をよく清掃し、締付けボルトなどの貫通孔や破損個所を修理のうえ、剥離剤を塗布して転用、再使用した。
- せき板として使用する材料は、特記がなかったので、広葉樹と針葉樹を複合したコンクリート型枠用合板で、 JASに適合するものを使用した。
- 支柱として使用するパイプサポートは、3本継ぎとし、それぞれ4本のボルトで継いで強固に組み立てた。
- 計画供用期間の級が「標準」の建築物において、構造体コンクリートの圧縮強度が5N/mm2に達したことを確認したので、柱及び壁のせき板を取り外した。
- 支柱の取外し時期を決定するためのコンクリート供試体の養生方法は、工事現場における封かん養生とした。
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この過去問の解説 (3件)
01
最も不適当なものは、
支柱として使用するパイプサポートは、3本継ぎとし、それぞれ4本のボルトで継いで強固に組み立てた。
です。
支柱として使用するパイプサポートは2本継ぎまでとして、それぞれ4本以上のボルトで継いで強固に組み立てることが正しいです。
この選択肢は正しいです。
資源有効活用の面から、使用後の型枠については、コンクリートに接する面をよく清掃し、締付けボルトなどの貫通孔や破損個所を修理のうえ、剥離剤を塗布して転用、再使用することは正しいです。
この選択肢は正しいです。
せき板として使用する材料は、特記がなかったので、広葉樹と針葉樹を複合したコンクリート型枠用合板で、 JASに適合するものを使用することは正しいです。
この選択肢は不適当です。
支柱として使用するパイプサポートは2本継ぎまでとして、それぞれ4本以上のボルトで継いで強固に組み立てることとします。
この選択肢は正しいです。
計画供用期間の級が「標準」の建築物において、構造体コンクリートの圧縮強度が5N/mm2に達したことを確認したので、柱及び壁のせき板を取り外すことは正しいです。
この選択肢は正しいです。
支柱の取外し時期を決定するためのコンクリート供試体の養生方法は、工事現場における封かん養生とすることは正しいです。
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02
支柱として使用するパイプサポートは、3本以上継いではなりません。
この選択肢は正しいです。
使用後の型枠については、再利用することができます。
コンクリートに接する面をよく清掃し、締付けボルトなどの貫通孔や破損個所を修理のうえ、剥離剤を塗布して転用、再使用します。
この選択肢は正しいです。
せき板として使用する材料は、特記がなければ、JASに適合するものを使用します。
広葉樹と針葉樹を複合したコンクリート型枠用合板で厚さは12㎜とします。
この選択肢は不適当です。
支柱として使用するパイプサポートは、3本以上継いではなりません。
この選択肢は正しいです。
計画供用期間の級が「短期および標準」の場合、構造体コンクリートの圧縮強度が5N/mm2以上
計画供用期間の級が「長期及び超長期」の場合、構造体コンクリートの圧縮強度が10N/mm2以上
この選択肢は正しいです。
支柱解体のためのコンクリート供試体の養生方法は、
現場水中養生、現場封かん養生または標準養生とします。
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03
最も不適当なのは、「支柱として使用するパイプサポートは、3本継ぎとし、それぞれ4本のボルトで継いで強固に組み立てた。」という記述です。
型枠支保工にパイプサポートを使用する場合、3本以上を継いで使用してはいけません。継いで使用できるのは2本までで、継手には4本以上のボルト、または専用の金具を使用します。
したがって、この記述は「4本のボルト」を使用している点は適切ですが、3本継ぎとしている点が不適当です。労働安全衛生規則第242条でも、「3以上継いで用いないこと」「継いで用いるときは4以上のボルト又は専用の金具を用いること」と定められています。
この記述は適当です。
型枠は、使用するたびに必ず廃棄するものではありません。
使用後にコンクリートの付着物を十分に取り除き、ボルト孔や破損した部分を修理して、次にコンクリートから外しやすくするための剥離剤を適切に塗布すれば、再使用することができます。
型枠を繰り返し使用することは、資源の有効利用にもつながります。
この記述は適当です。
コンクリート型枠用合板には、広葉樹、針葉樹、または広葉樹と針葉樹を組み合わせたものを使用できます。
国土交通省の令和7年版「公共建築工事標準仕様書」でも、合板の樹種は広葉樹、針葉樹、またはこれらを複合したものとし、JASに適合するコンクリート型枠用合板を使用することが示されています。
したがって、この材料の選び方は適切です。
この記述が最も不適当です。
パイプサポートを継いで使う場合には、次の2つを区別することが重要です。
3本以上を継いではならない
継ぐ場合は4本以上のボルト、または専用金具を使用する
という決まりがあります。
つまり、4本のボルトを使っていても、3本のパイプサポートをつなぐこと自体が認められません。
正しくは、2本継ぎまでとします。
この記述は適当です。
柱や壁のせき板は、コンクリートがまだ十分に固まっていない状態で外すと、表面や角の部分を傷めるおそれがあります。
圧縮強度によって取外し時期を判断する場合、柱や壁などのせき板は、コンクリートの圧縮強度が5N/mm²以上となったことを確認して取り外すことができます。
現行の国土交通省の標準仕様書でも、基礎、梁側、柱、壁のせき板について、圧縮強度による場合は5N/mm²以上とされています。
この記述は適当です。
支柱を取り外せるかどうかは、実際の建物のコンクリートが必要な強度に達しているかを確認して判断します。
そのための供試体は、実際の構造体に近い温度条件で養生する必要があります。
工事現場での封かん養生はその方法の一つです。国土交通省の標準仕様書でも、型枠の取外しに使う圧縮強度を確認する場合、工事現場における水中養生供試体または封かん養生供試体を用いることが示されています。
この問題では、型枠工事の中でも、型枠材料の再使用、せき板の材料、パイプサポート、型枠の取外し時期について理解することがポイントです。
使用済みの型枠は、清掃や補修などを適切に行えば再使用できます。また、せき板にはJASに適合するコンクリート型枠用合板を使用できます。柱や壁のせき板は、圧縮強度によって判断する場合、5N/mm²以上になれば取り外すことができます。
特に覚えておきたいのは、パイプサポートの継ぎ方です。
パイプサポートは2本継ぎまで
継手には4本以上のボルト、または専用金具を使用
とします。
したがって、最も不適当なのは、パイプサポートを3本継ぎとした記述です。
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