二級建築士 過去問
令和5年(2023年)
問82 (学科4(建築施工) 問7)

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問題

二級建築士試験 令和5年(2023年) 問82(学科4(建築施工) 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

杭工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • セメントミルク工法において、アースオーガーの回転方向は、掘削時、引き上げ時共に正回転とする。
  • アースドリル工法による掘削は、表層ケーシングを建て込み、安定液を注入しながらドリリングバケットにより掘進する。
  • オールケーシング工法による掘削は、ケーシングチューブを回転圧入しながら、ハンマーグラブにより掘進する。
  • リバース工法では、地下水位を確認し、水頭差を2m以上保つように掘進する。
  • 場所打ちコンクリート杭工法には、プレボーリング拡大根固め工法がある。

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この過去問の解説 (3件)

01

最も不適当なものは、

場所打ちコンクリート杭工法には、プレボーリング拡大根固め工法がある

です。

プレボーリング拡大根固め工法は、場所打ちコンクリート杭工法ではなく、既成杭による埋込み工法です。

場所打ちコンクリート杭工法は、オールケーシング工法・アースドリル工法・リバースサーキュレーションがあります。

選択肢1. セメントミルク工法において、アースオーガーの回転方向は、掘削時、引き上げ時共に正回転とする。

この選択肢は正しいです。

セメントミルク工法において、アースオーガーの回転方向は、掘削時、引き上げ時共に正回転とします。

選択肢2. アースドリル工法による掘削は、表層ケーシングを建て込み、安定液を注入しながらドリリングバケットにより掘進する。

この選択肢は正しいです。

アースドリル工法による掘削は、表層ケーシングを建て込み、安定液を注入しながらドリリングバケットにより掘進します。

選択肢3. オールケーシング工法による掘削は、ケーシングチューブを回転圧入しながら、ハンマーグラブにより掘進する。

この選択肢は正しいです。

オールケーシング工法による掘削は、ケーシングチューブを回転圧入しながら、ハンマーグラブにより掘進します。

選択肢4. リバース工法では、地下水位を確認し、水頭差を2m以上保つように掘進する。

この選択肢は正しいです。

リバース工法では、地下水位を確認し、水頭差を2m以上保つように掘進します。

選択肢5. 場所打ちコンクリート杭工法には、プレボーリング拡大根固め工法がある。

この選択肢は不適当です。

プレボーリング拡大根固め工法は、場所打ちコンクリート杭工法ではなく、既成杭による埋込み工法です。

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02

プレボーリング拡大根固め工法既製コンクリート杭の埋め込み工法です。

 

場所うちコンクリート杭工法は、文字通り現場で施工していく工法です。

選択肢1. セメントミルク工法において、アースオーガーの回転方向は、掘削時、引き上げ時共に正回転とする。

この選択肢は正しいです。

セメントミルク工法において、アースオーガーの回転方向は、掘削時、引き上げ時共に正回転で行います。

 

残った土が孔内に残るため、逆回転はさせません

選択肢2. アースドリル工法による掘削は、表層ケーシングを建て込み、安定液を注入しながらドリリングバケットにより掘進する。

この選択肢は正しいです。

アースドリル工法による掘削は、表層ケーシングを建て込み、安定液を注入しながらドリリングバケットにより掘進します。

選択肢3. オールケーシング工法による掘削は、ケーシングチューブを回転圧入しながら、ハンマーグラブにより掘進する。

この選択肢は正しいです。

オールケーシング工法による掘削は、ケーシングチューブを回転圧入しながら、ハンマーグラブにより掘進します。

選択肢4. リバース工法では、地下水位を確認し、水頭差を2m以上保つように掘進する。

この選択肢は正しいです。

リバース工法では、地下水位を確認し、水頭差を2m以上保つように掘進します。

選択肢5. 場所打ちコンクリート杭工法には、プレボーリング拡大根固め工法がある。

この選択肢は不適当です。

プレボーリング拡大根固め工法既製コンクリート杭の埋め込み工法です。

 

場所うちコンクリート杭工法は、文字通り現場で施工していく工法です。

参考になった数4

03

最も不適当なのは、「場所打ちコンクリート杭工法には、プレボーリング拡大根固め工法がある。」という記述です。

プレボーリング拡大根固め工法は、地盤をあらかじめ掘削して根固め部などをつくり、そこへ工場で製造された杭を建て込む既製コンクリート杭の埋込み工法です。

これに対して、場所打ちコンクリート杭工法は、現場で地盤を掘削し、鉄筋かごを入れてコンクリートを打ち込み、その場所で杭をつくる工法です。代表的なものには、アースドリル工法、オールケーシング工法、リバース工法があります。既製コンクリート杭の施工資料でも、プレボーリング拡大根固め工法は既製杭の工法として分類されています。

選択肢1. セメントミルク工法において、アースオーガーの回転方向は、掘削時、引き上げ時共に正回転とする。

この記述は適当です。

セメントミルク工法は、アースオーガーで地盤を掘削した後、根固め液などを注入し、既製杭を建て込む工法です。

アースオーガーは、掘削するときも引き上げるときも正回転とするのが基本です。

引き上げ時に逆回転させると、オーガーに載っている掘削土が孔内へ落ちるなど、施工に悪影響を与えるおそれがあります。

選択肢2. アースドリル工法による掘削は、表層ケーシングを建て込み、安定液を注入しながらドリリングバケットにより掘進する。

この記述は適当です。

アースドリル工法は、ドリリングバケットを回転させて地盤を掘削する場所打ちコンクリート杭工法です。

孔の上部には表層ケーシングを設け、それより深い部分では、一般に安定液によって孔壁が崩れるのを防ぎながら掘削します。

掘削後は鉄筋かごを入れ、コンクリートを打ち込んで杭をつくります。

選択肢3. オールケーシング工法による掘削は、ケーシングチューブを回転圧入しながら、ハンマーグラブにより掘進する。

この記述は適当です。

オールケーシング工法は、掘削孔の全長にわたってケーシングチューブで孔壁を保護する場所打ちコンクリート杭工法です。

ケーシングチューブを回転または揺動させながら地中へ押し込み、その内部の土をハンマーグラブで掘削して取り出します。

その後、鉄筋かごを設置してコンクリートを打ち込みます。

選択肢4. リバース工法では、地下水位を確認し、水頭差を2m以上保つように掘進する。

この記述は適当です。

リバース工法では、孔内に水を満たし、泥水を循環させながら掘削します。

このとき、孔壁が地下水によって崩れないようにするため、孔内の水位を地下水位より高く保つことが重要です。

一般に、地下水位との水頭差を2m以上確保しながら掘削します。リバース掘削では、この水頭差を確保できない場合は施工できないとする施工条件も示されています。

選択肢5. 場所打ちコンクリート杭工法には、プレボーリング拡大根固め工法がある。

この記述が最も不適当です。

プレボーリング拡大根固め工法は、まず地盤を掘削し、杭先端部分を拡大して根固め部をつくり、その孔へ既製コンクリート杭を建て込む工法です。

つまり、現場で鉄筋かごを入れてコンクリートを打ち、杭本体をつくる場所打ちコンクリート杭とは異なります。

公共工事の仕様でも、プレボーリング拡大根固め工法は既製コンクリート杭の特定埋込杭工法として扱われています。

場所打ちコンクリート杭工法の代表例は、アースドリル工法、オールケーシング工法、リバース工法です。

まとめ

この問題では、杭工法を既製杭の工法なのか、場所打ち杭の工法なのかに分けて理解することがポイントです。

セメントミルク工法では、アースオーガーは掘削時も引き上げ時も正回転とします。

アースドリル工法は、安定液などで孔壁を守りながらドリリングバケットで掘削します。

オールケーシング工法は、ケーシングチューブを地中へ圧入し、その内部をハンマーグラブで掘削します。

リバース工法では、孔壁を安定させるため、地下水位との水頭差を2m以上確保します。

一方、プレボーリング拡大根固め工法は場所打ちコンクリート杭工法ではなく、既製コンクリート杭の埋込み工法です。

したがって、最も不適当なのは、「場所打ちコンクリート杭工法には、プレボーリング拡大根固め工法がある。」という記述です。

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