二級建築士 過去問
令和5年(2023年)
問81 (学科4(建築施工) 問6)

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問題

二級建築士試験 令和5年(2023年) 問81(学科4(建築施工) 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

木造2階建て住宅の基礎工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 割栗地業における締固めはランマー3回突きとし、凹凸部は目つぶし砂利で上ならしを行った。
  • 布基礎の基礎底盤の主筋にはD13を用い、その間隔を250mmとした。
  • べた基礎の底盤には、雨水を排水するために、適切な位置に水抜き孔を設け、工事完了後にふさいだ。
  • コンクリートの打込みに際しては、コンクリートに振動を与えないように注意して打ち込んだ。
  • 普通ポルトランドセメントを使用したコンクリートの打込み後、最低気温が15℃を下回らなかったので、型枠の存置期間を3日とした。

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この過去問の解説 (3件)

01

最も不適当なものは、

コンクリートの打込みに際しては、コンクリートに振動を与えないように注意して打ち込んだ。

です。

コンクリートの打ち込みの際には、バイブレーターという振動機を利用して、ムラなくコンクリートが行き渡るようにするため、不適当となります。

選択肢1. 割栗地業における締固めはランマー3回突きとし、凹凸部は目つぶし砂利で上ならしを行った。

この選択肢は正しいです。

割栗地業における締固めはランマー3回突き以上、ソイルコンパクター2回締め以上または振動ローラー締めとし、凹凸部は目つぶし砂利で上ならしを行う必要があります。

選択肢2. 布基礎の基礎底盤の主筋にはD13を用い、その間隔を250mmとした。

この選択肢は正しいです。

布基礎の基礎底盤の主筋にはD13を用いた際に、その間隔を250mmとすることは正しいです。

選択肢3. べた基礎の底盤には、雨水を排水するために、適切な位置に水抜き孔を設け、工事完了後にふさいだ。

この選択肢は正しいです。

べた基礎の底盤に、雨水を排水するために、適切な位置に水抜き孔を設け、工事完了後にふさぐことは正しいです。

選択肢4. コンクリートの打込みに際しては、コンクリートに振動を与えないように注意して打ち込んだ。

この選択肢は不適当です。

コンクリートの打ち込みの際には、バイブレーターという振動機を利用して、ムラなくコンクリートが行き渡るようにするため、不適当となります。

選択肢5. 普通ポルトランドセメントを使用したコンクリートの打込み後、最低気温が15℃を下回らなかったので、型枠の存置期間を3日とした。

この選択肢は正しいです。

普通ポルトランドセメントを使用したコンクリートの打込み後、最低気温が15℃を下回らなかった場合に、型枠の存置期間を3日とすることは正しいです。

参考になった数51

02

コンクリートの打込みに際しては、空隙が生じないようにしなければなりません。

十分にたたきや突きの作業を行います。

選択肢1. 割栗地業における締固めはランマー3回突きとし、凹凸部は目つぶし砂利で上ならしを行った。

この選択肢は正しいです。

割栗地業における締固めは

ランマー3回突き以上ソイルコンパクター2回締め以上、または振動ローラー締めとし、

凹凸部は目つぶし砂利で上ならしを行う必要があります。


 

選択肢2. 布基礎の基礎底盤の主筋にはD13を用い、その間隔を250mmとした。

この選択肢は正しいです。

布基礎の基礎底盤の主筋はD10以上、間隔は300㎜以内とする必要があります。

選択肢3. べた基礎の底盤には、雨水を排水するために、適切な位置に水抜き孔を設け、工事完了後にふさいだ。

この選択肢は正しいです。

設問の通りです。

選択肢4. コンクリートの打込みに際しては、コンクリートに振動を与えないように注意して打ち込んだ。

この選択肢は不適当です。

コンクリートの打込みに際しては、空隙が生じないようにしなければなりません。

十分にたたきや突きの作業を行います。

選択肢5. 普通ポルトランドセメントを使用したコンクリートの打込み後、最低気温が15℃を下回らなかったので、型枠の存置期間を3日とした。

この選択肢は正しいです。

普通ポルトランドセメントを使用したコンクリートの打込み後の残置期間は、下記の通りです。

気温15℃以上の時       3日以上

気温5℃以上15℃未満の場合  5日以上

参考になった数5

03

最も不適当なのは、「コンクリートの打込みに際しては、コンクリートに振動を与えないように注意して打ち込んだ。」という記述です。

コンクリートは、型枠の隅や鉄筋の周囲まで十分に行き渡らせ、内部の空気を追い出して密実にする必要があります。そのため、打込み時には、通常、棒形振動機などを使って適切に振動を与え、締め固めます。

「振動を与えないようにする」という考え方は逆です。国土交通省の標準仕様書でも、コンクリートの締固めには、棒形振動機などを使用することが示されています。

選択肢1. 割栗地業における締固めはランマー3回突きとし、凹凸部は目つぶし砂利で上ならしを行った。

この記述は適当です。

割栗地業は、基礎の下に割栗石などを敷き、しっかり締め固めて地盤を安定させる工事です。

割栗石は、ただ並べるだけでは隙間が多く残るため、ランマーなどで十分に締め固めます。

また、表面の凹凸や石どうしの隙間には目つぶし砂利を入れてならし、基礎を施工しやすい平らな状態にします。

選択肢2. 布基礎の基礎底盤の主筋にはD13を用い、その間隔を250mmとした。

この記述は適当です。

布基礎の底盤には、地盤から受ける力による曲げに抵抗するため鉄筋を配置します。

D13の鉄筋を250mm間隔で配置することは、木造住宅の布基礎の一般的な配筋として適切な範囲です。

鉄筋は、必要な太さだけでなく、適切な間隔で連続して配置することが大切です。

選択肢3. べた基礎の底盤には、雨水を排水するために、適切な位置に水抜き孔を設け、工事完了後にふさいだ。

この記述は適当です。

べた基礎の工事中は、雨が降ると基礎の内部に水がたまりやすくなります。

そのため、施工中に雨水を外へ排出できるよう、適切な位置に水抜き孔を設けることがあります。

ただし、工事が終わった後も開いたままにすると、水や湿気が侵入する原因になるため、工事完了後はきちんとふさぎます。

選択肢4. コンクリートの打込みに際しては、コンクリートに振動を与えないように注意して打ち込んだ。

この記述が最も不適当です。

打ち込んだばかりのコンクリートには、内部に空気が残ったり、鉄筋の周囲や型枠の隅まで十分に行き渡らなかったりすることがあります。

そこで、棒形振動機などで適切に振動を与えて締め固めます。

締固めを十分に行わないと、空洞や豆板などが生じ、コンクリートの強度や耐久性が低下するおそれがあります。

国土交通省の標準仕様書でも、締固めはコンクリートを密実にするよう行い、棒形振動機などを用いることとされています。

なお、コンクリートが硬化し始めた後には、有害な振動を与えないようにする必要があります。打込み時の締固めに必要な振動と、硬化中に避けるべき有害な振動は区別して考えます。

選択肢5. 普通ポルトランドセメントを使用したコンクリートの打込み後、最低気温が15℃を下回らなかったので、型枠の存置期間を3日とした。

この記述は適当です。

型枠は、コンクリートが必要な強度を得る前に取り外すと、変形や損傷を起こすおそれがあります。

普通ポルトランドセメントを使用し、コンクリートの温度条件が15℃以上の場合、基礎などのせき板については、材齢による最小存置期間を3日とする基準があります。

したがって、この条件で3日間存置したことは適切です。

まとめ

この問題では、木造住宅の基礎工事について、地業、鉄筋、排水、コンクリートの締固め、型枠の基本を理解することがポイントです。

割栗地業は十分に締め固め、表面を目つぶし砂利などで整えます。

布基礎では必要な太さと間隔の鉄筋を配置し、べた基礎の施工中に設けた水抜き孔は、工事完了後にふさぎます。

普通ポルトランドセメントを使い、15℃以上の条件であれば、基礎などの型枠を3日間存置することは適切です。

一方、コンクリートの打込み時には、振動を避けるのではなく、振動機などを用いて適切に締め固める必要があります。

したがって、最も不適当なのは、コンクリートに振動を与えないように打ち込んだとする記述です。

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