二級建築士 過去問
令和2年(2020年)
問55 (学科3(建築構造) 問5)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

二級建築士試験 令和2年(2020年) 問55(学科3(建築構造) 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

図のような外力を受ける静定トラスにおいて、部材Aに生じる軸方向力の値として、正しいものは、次のうちどれか。ただし、軸方向力は、引張力を「+」、圧縮力を「−」とする。
問題文の画像
  • −3√2 kN
  • −√2 kN
  • 0 kN
  • +√2 kN
  • +3√2 kN

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

左下の接点をA、右下の接点をBとし

つり合い条件式により

A点の垂直反力VAを求めます。

ΣV=0より

VAー3P+VB=0

VA+VB=3P

ΣMB=0より

9VA-18=0

VA =2(kN)

次に切断法を用いて

部材Aを通過するように切断し

部材Aの軸方向力をNAと仮定し、

垂直方向の軸方向力をNA(Y)(下向き)と仮定します。

垂直方向のつり合い条件式により

NA(Y)+3ー2=0より

NA(Y)=ー1(上向き)

三角比によりNA=-√2(圧縮)

よって選択肢2が正しいです。

参考になった数30

02

正解は2です。

はじめに左下の接点をa、右下の接点をbと仮定します。

反力Va、Vbを求めます。

 Σb = Va × 9m - 3KN × 6m

  = 9Va - 18KN

 Va = 2KN

 Vb = 1KN

次に切断法を用いて、A部材の軸方向力を求めます。

 Vb = 1KNより、三角比1:1:√2を用いてA = -√2が求まります。

参考になった数13

03

正しい軸方向力は、−√2kNです。

まず、トラス全体のつり合いから右側支点の鉛直反力を求めます。次に、右側の節点だけを取り出して考えると、部材Aは45°の斜材なので、鉛直方向の力のつり合いから部材Aの軸方向力を求めることができます。

計算すると部材Aには√2kNの圧縮力が生じます。問題では引張を「+」、圧縮を「−」としているため、答えは−√2kNとなります。

計算

まず、トラス全体について支点反力を求めます。

図では、左右の支点間の距離が9m、下向きの荷重が3kNで、その荷重は右側支点から6mの位置に作用しています。

左側支点の鉛直反力をV₁とすると、右側支点まわりのモーメントのつり合いから、

V₁×9-3×6=0

となります。

したがって、

V₁×9=18

V₁=2kN

です。

鉛直方向の力は全体でつり合うので、右側支点の鉛直反力をV₂とすると、

2+V₂-3=0

したがって、

V₂=1kN

となります。

次に、右側支点の節点に注目します。

右側支点には、上向きに1kNの反力が作用しています。

部材Aは図から45°の斜材なので、部材Aの軸方向力をN_Aとすると、その鉛直成分は、

N_A×sin45°

です。

sin45°=1/√2なので、鉛直方向のつり合いから、

1+N_A/√2=0

となります。

したがって、

N_A/√2=-1

N_A=-√2kN

となります。

「-」になったので、部材Aには圧縮力が生じています。

選択肢2. −√2 kN

この値が正しいです。

部材Aの鉛直成分は、

-√2×1/√2=-1kN

となります。

右側支点には上向きに1kNの反力があるので、

1-1=0

となり、鉛直方向の力がつり合います。

また、「-」なので、部材Aには圧縮力が生じています。

まとめ

この問題では、まずトラス全体のつり合いから支点反力を求め、その後に節点のつり合いを考えることがポイントです。

トラス全体から、

左側支点の鉛直反力=2kN

右側支点の鉛直反力=1kN

となります。

右側の節点では、上向き1kNの反力を打ち消すため、45°の部材Aには下向き1kNの鉛直成分が必要です。

したがって、

N_A×sin45°=-1

より、

N_A=-√2kN

となります。

「-」は圧縮力を表すため、部材Aには√2kNの圧縮力が生じると判断できます。

参考になった数0