二級建築士 過去問
令和元年(2019年)
問84 (学科4(建築施工) 問9)
問題文
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問題
二級建築士試験 令和元年(2019年) 問84(学科4(建築施工) 問9) (訂正依頼・報告はこちら)
- コンクリートの強度試験は、打込み日及び打込み工区ごと、かつ、150 m3以下にほぼ均等に分割した単位ごとに行うこととした。
- 建築物の計画供用期間の級が「短期」であったので、普通ポルトランドセメントを使用したコンクリートの打込み後の湿潤養生期間を、5日間とした。
- 構造体コンクリートの有害なひび割れ及びたわみの有無は、支保工を取り外した後に確認した。
- 構造体コンクリートの圧縮強度推定用の供試体は、適切な間隔をあけた3台の運搬車を選び、それぞれ1個ずつ合計3個作製した。
- 調合管理強度の管理試験において、1回の試験結果が調合管理強度の80%であり、かつ、3回の試験結果の平均値が調合管理強度以上であったので、合格とした。
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この過去問の解説 (3件)
01
供試体を採取する基準は、打込み日・打込み工区ごと、150㎡以下にごとに1回とした検査ロットで採取します。
2. 記述は正しいです
普通ポルトラドセメントを用いた湿潤養生期間は、「短期・標準」の場合は5日間で「長期・超長期」の場合は7日間となります。
3. 記述は正しいです
支保工が付いたまま確認しても、たわみが抑えられているのでひび割れなどの影響については確認できないため、支保工を撤去したのちに確認します。
4. 記述は正しいです
供試体は任意の3台の生コン車から1個ずつ採取します。
コンクリート強度試験1回につき、エリアごとに3個の供試体を試験しその平均を取ります。
5. 記述は誤りです
管理試験合格基準は、1回の試験結果が調合管理強度の85%以上の強度が発現していることと、3回の強度試験平均が調合管理強度を上回っていることになります。
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02
コンクリートの強度試験は打込み日ごと、打込み工区ごと、かつ150 ㎥ごとに1回行います。
2. 正しい記述です。
普通ポルトランドセメントを使用したコンクリートの打込み後の湿潤養生期間は、「短期・標準」の場合は5日以上、「長期・超長期」の場合は7日以上とします。
3. 正しい記述です。
ひび割れやたわみの有無は、支保工を取り外した後に確認します。
4. 正しい記述です。
供試体は、適切な間隔をあけた3台の運搬車から各1個ずつ採取します。
5. 不適当な記述です。
1回の試験結果が調合管理強度の85%以上であり、かつ、3回の試験結果の平均値が調合管理強度以上を要します。
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03
最も不適当なのは、「調合管理強度の管理試験において、1回の試験結果が調合管理強度の80%であり、かつ、3回の試験結果の平均値が調合管理強度以上であったので、合格とした。」という記述です。
調合管理強度の管理試験では、合格するために、
1回の試験結果が調合管理強度の85%以上
かつ、
3回の試験結果の平均値が調合管理強度以上
であることが必要です。
この記述では、1回の試験結果が80%しかないため、3回の平均値が調合管理強度以上であっても合格にはなりません。
この記述は適切です。
コンクリートは、同じ工事であっても、製造や運搬、打込みの条件によって品質にばらつきが生じることがあります。
そのため、強度を確認する試験は、打込み日ごと、打込み工区ごと、さらに150m³以下にほぼ均等に分けた単位ごとに行います。
一度に大量のコンクリートをまとめて一つの試験だけで判断するのではなく、一定の量ごとに品質を確認するためです。現行の公共建築工事標準仕様書でも、この試験頻度が示されています。
この記述は適切です。
湿潤養生とは、打ち込んだコンクリートが急激に乾燥しないように、水分を保ちながら硬化させることです。
普通ポルトランドセメントを使用し、計画供用期間の級が「短期」の場合、湿潤養生の期間は5日以上とします。
したがって、5日間としたことは基準を満たしています。
この記述は適切です。
支保工は、梁やスラブなどのコンクリートが十分に強くなるまで支えておくものです。
支保工を取り外した後は、コンクリート自身で荷重を支えることになるため、有害なひび割れや大きなたわみが生じていないかを確認することが重要です。
異常が見つかった場合には、原因を調べ、必要な補修や安全確認を行います。
この記述は適切です。
構造体コンクリートの圧縮強度を確認する供試体は、コンクリート全体をできるだけ代表するように採取する必要があります。
そのため、適切な間隔をあけた3台の運搬車から、それぞれ1個ずつ、合計3個の供試体を作製します。
なお、調合管理強度を確認するための供試体の採り方とは異なるため、区別して覚えることが大切です。
この記述は不適当です。
調合管理強度の管理試験では、次の両方の条件を満たす必要があります。
1回の試験結果≧調合管理強度の85%
3回の試験結果の平均値≧調合管理強度
この記述では、3回の平均値については条件を満たしていますが、1回の試験結果が、
80%<85%
となっています。
したがって、3回の平均値が十分であっても、この場合は合格にはできません。
この問題では、コンクリートの強度試験、養生、供試体の採取方法、合否判定についての基本的な基準を整理することがポイントです。
特に調合管理強度の試験では、
1回の試験結果=調合管理強度の85%以上
3回の試験結果の平均値=調合管理強度以上
という2つの条件を両方満たす必要があります。
今回の記述では1回の試験結果が80%なので、85%以上という条件を満たしていません。
また、
強度試験=打込み日・打込み工区ごと、かつ150m³以下ごと
普通ポルトランドセメント・短期=湿潤養生5日以上
支保工撤去後=有害なひび割れやたわみを確認
構造体コンクリートの強度推定用供試体=3台の運搬車から1個ずつ、合計3個
という点もあわせて覚えておくとよいです。
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