二級建築士 過去問
令和元年(2019年)
問77 (学科4(建築施工) 問2)
問題文
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問題
二級建築士試験 令和元年(2019年) 問77(学科4(建築施工) 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
- スレート葺の屋根の上で作業を行うに当たり、幅24 cmの歩み板を設け、防網を張った。
- くさび緊結式足場において、高さ2m以上の場所に作業床を設置するに当たり、墜落防止措置のため、床材と建地(支柱)との隙間を10 cmとした。
- 高さ9mの登り桟橋において、踊り場を高さ3mごとに設けた。
- 強風による悪天候のため、地盤面からの高さが2m以上の箇所で予定していた作業を中止した。
- 高さ3mの作業場所から不要となった資材を投下する必要があったので、投下設備を設けるとともに、立入禁止区域を設定して監視人を配置した。
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この過去問の解説 (3件)
01
安全確保のため、スレート葺の屋根などの上で作業を行う場合は、幅30cm以上の歩み板を必要箇所全てに設置しなければなりません。
2. 正しい記述です。
高さ2m以上の足場の作業床は、床材と建地との隙間を12cm未満とします。
3. 正しい記述です。
建設工事に使用する高さ8m以上の登り桟橋には、踊り場を高さ7m以内ごとに設けなければなりません。
4. 正しい記述です。
高さが2m以上の箇所で工事を行う場合、強風、大雨などの悪天候時は危険なため、作業を中止しなければなりません。
5. 正しい記述です。
やむを得ず高さ3m以上の高所から投下する場合は、投下設備を設け、立入禁止区域を設定して監視人を配置します。
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02
屋根の踏み抜き落下を防止するために、歩み板は幅30㎝以上にします。
また、施工前の部分には、防網を敷いておきます。
2. 記述は正しいです
高さ2m以上の作業床は、建地との隙間を12㎝未満としなければなりません。
また、その隙間から工具などが落ちないように、隙間埋め措置を講じることが必要となります。
3. 記述は正しいです
登り桟橋は、建物高さ4mを超える場合は4m以内毎に踊場を設置しなければなりません。
4. 記述は正しいです
大雨や暴風雪等での危険な状況が生じた場合は、足場での作業は中止しなければなりません。
5. 記述は正しいです
高さ3m以上からものを投下する場合は、適切に投下設備を設けたうえで監視人を置くなどして安全配慮をしなければなりません。
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03
最も不適当なのは、「スレート葺の屋根の上で作業を行うに当たり、幅24cmの歩み板を設け、防網を張った。」という記述です。
スレートなど、踏み抜くおそれのある屋根の上で作業するときは、幅30cm以上の歩み板を設け、防網を張るなどの墜落防止措置を講じる必要があります。
この記述では、歩み板の幅が24cmしかないため、必要な30cm以上を満たしていません。
この記述は不適当です。
スレートなどで葺かれた屋根は、作業者が踏み抜いて墜落する危険があります。
そのため、踏み抜きのおそれがある場合には、幅30cm以上の歩み板を設け、防網を張るなどの安全措置を講じる必要があります。
この記述では、
24cm<30cm
となるため、歩み板の幅が不足しています。
この記述は適切です。
高さ2m以上の足場に設ける作業床では、原則として、床材と建地との隙間を12cm未満とする必要があります。
この記述では10cmなので、
10cm<12cm
となり、基準を満たしています。
この記述は適切です。
建設工事に使用する高さ8m以上の登り桟橋には、7m以内ごとに踊り場を設ける必要があります。
この登り桟橋は高さ9mで、踊り場を3mごとに設けています。
3mは7m以内なので、基準を十分に満たしています。
この記述は適切です。
高さ2m以上の場所で作業を行う場合、強風、大雨、大雪などの悪天候によって作業に危険が予想されるときは、作業を行わせてはなりません。
したがって、強風のため作業を中止した対応は適切です。
この記述は適切です。
3m以上の高所から物体を投下する場合には、適切な投下設備を設け、監視人を置くなど、下にいる人へ危険が及ばないようにする必要があります。
この記述では、
投下設備を設置する
立入禁止区域を設定する
監視人を配置する
という安全措置を講じているため適切です。
この問題では、工事現場における墜落・踏み抜き・物体落下などを防ぐための数値基準を正しく覚えているかがポイントです。
特に重要なのは、
スレートなどの屋根の歩み板=幅30cm以上
足場の床材と建地との隙間=12cm未満
高さ8m以上の登り桟橋=7m以内ごとに踊り場
高さ2m以上で悪天候により危険が予想される場合=作業を中止
3m以上から物体を投下する場合=投下設備・監視人などの安全措置
という基準です。
したがって、幅24cmの歩み板を使用した記述が最も不適当です。
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