二級建築士 過去問
平成30年(2018年)
問92 (学科4(建築施工) 問17)
問題文
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問題
二級建築士試験 平成30年(2018年) 問92(学科4(建築施工) 問17) (訂正依頼・報告はこちら)
- 鉄筋コンクリート造の陸(ろく)屋根のアスファルト防水工事において、保護コンクリートに設ける伸縮調整目地のうち、パラペットに最も近い目地は、パラペットの立上りの仕上面から1.5mの位置に設けた。
- 鉄筋コンクリート造の陸屋根のアスファルト防水工事において、ルーフドレン回りのルーフィング類の張付けは、平場に先立って行った。
- 鉄筋コンクリート造の陸屋根のシート防水工事において、塩化ビニル樹脂系ルーフィングシートを使用したので、平場のシートの重ね幅を縦横方向いずれも40mmとした。
- 木造住宅の屋根の下葺きに用いるアスファルトルーフィングの張付けは、野地板の上に軒先と平行に敷き込み、重ね幅をシートの長手方向は200mm、流れ方向は100mmとした。
- 木造住宅の屋根の下葺きに用いるアスファルトルーフィングの棟部分の張付けは、250mmの左右折り掛けとし、棟頂部から左右へ一枚ものを増張りした。
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この過去問の解説 (3件)
01
1、鉄筋コンクリート造の陸屋根のアスファルト防水工事において、保護コンクリートに設ける伸縮調整目地のうちパラペットに最も近い目地は、パラペットの立上りの仕上面から600mmの位置に設けます。
したがって誤りの記述となります。
2、 鉄筋コンクリート造の陸屋根のアスファルト防水工事において、ルーフドレン回りのルーフィング類の張付けは平場に先立って行います。
したがって正しい記述となります。
3、鉄筋コンクリート造の陸屋根のシート防水工事において、塩化ビニル樹脂系ルーフィングシートを使用した場合、平場のシートの重ね幅は縦横方向いずれも40mm以上とします。
したがって正しい記述となります。
4、木造住宅の屋根の下葺きに用いるアスファルトルーフィングの張付けは、野地板の上に軒先と平行に敷き込み重ね幅をシートの長手方向は200mm以上、流れ方向は100mm以上とします。
したがって正しい記述となります。
5、木造住宅の屋根の下葺きに用いるアスファルトルーフィングの棟部分の張付けは、250mm以上の左右折り掛けとし、棟頂部から左右へ一枚ものを増張りします。
したがって正しい記述となります。
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02
密着工法の保護コンクリートに設ける伸縮目地は、パラペットの内法(うちのり)から0.6m以下に設けることになっています。
2. 記述は正しいです
防水工事では、ルーフドレンなどの役物廻りを先んじて下地防水を施工してから、全体の平場の施工に取り掛かります。
3. 記述は正しいです
塩化ビニール系のシート防水の場合は、平場の重ね幅を40㎜以上とします。
加硫ゴム系のシート防水の場合は、平場の重ね幅を100㎜以上とします。
4. 記述は正しいです
アスファルトルーフィングを張る際、水上側が上になるように張り上げ施工をします。重ね幅は長辺方向が200㎜以上、短辺方向が100㎜以上になります。
5. 記述は正しいです
棟の部分は、屋根仕上の接合部になるため、下地防水として増し張りなどを適切に施工しておく必要があります。
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03
最も不適当なのは、「保護コンクリートに設ける伸縮調整目地のうち、パラペットに最も近い目地を、パラペットの立上りの仕上面から1.5mの位置に設けた。」です。
陸屋根のアスファルト防水で、保護コンクリートに伸縮調整目地を設ける場合、周辺の立上り部に最も近い目地は、立上りの仕上面から600mm程度の位置に設けます。また、中間部は縦横とも3,000mm程度の間隔で設けます。したがって、1.5m離した位置では遠すぎます。
この記述が最も不適当です。
保護コンクリートは、温度の変化などによって伸び縮みします。そのままでは不規則なひび割れが生じやすいため、あらかじめ伸縮調整目地を設けます。
目地の割付けは、一般に、
立上り部の仕上面から600mm程度
中間部は縦横3,000mm程度
とします。
したがって、パラペットから1.5mの位置としたのは適切ではありません。
この記述は適当です。
ルーフドレンは、屋根に降った雨水が集中する場所なので、漏水が起こりやすい重要な部分です。
そのため、平場全体の防水層を施工する前に、ドレン回りを増張りするなどして、先に十分な防水処理を行います。
先に弱点となりやすい部分を補強してから平場を施工することで、雨水が入り込みにくくなります。
この記述は適当です。
塩化ビニル樹脂系ルーフィングシートを接合するときは、シートどうしを重ね、熱風融着や溶剤溶着などによって一体化します。
一般に、平場のシートの接合幅は、縦方向・横方向とも40mm以上とします。
したがって、40mmとした施工は適切です。
この記述は適当です。
屋根の下葺き材は、雨水が継ぎ目から入り込まないように、軒先から棟へ向かって、水下側から水上側へ張り進めます。
アスファルトルーフィングの重ね幅は、
左右方向(長手方向):200mm以上
上下方向(流れ方向):100mm以上
とします。
したがって、この重ね幅は適切です。
この記述は適当です。
棟は屋根の最も高い部分で、左右の屋根面が接するため、雨水の侵入を防ぐうえで特に重要です。
棟部分では、下葺き材を棟を越えて左右に十分に折り掛けるように施工し、必要に応じて棟頂部をまたぐ一枚ものを増張りして防水性を高めます。
屋根下葺材の標準的な施工でも、棟を越して反対側へ250mm以上折り返す方法が示されています。
この問題では、アスファルト防水の保護コンクリートに設ける伸縮調整目地の位置がポイントです。
パラペットなどの立上り部に近い目地は、
立上りの仕上面から600mm程度
に設けます。
中間部は、
縦横3,000mm程度
を目安として設けます。
したがって、パラペットから1.5m離れた位置に最も近い伸縮調整目地を設けた記述が最も不適当です。
あわせて、塩化ビニル樹脂系シートの重ね幅は40mm以上、木造屋根の下葺き材は左右200mm以上・上下100mm以上という数値も整理しておくとよいです。
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