二級建築士 過去問
令和8年(2026年)
問75 (学科3(建築構造) 問25)

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問題

二級建築士試験 令和8年(2026年) 問75(学科3(建築構造) 問25) (訂正依頼・報告はこちら)

建築材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 複層仕上塗材(吹付タイル等)は、下塗材・主材・上塗材の3層からなる塗厚3~5mm程度のものであり、防水性に優れている。
  • しっくいは、消石灰にすさ・のり・砂などを混ぜて水で練ったものであり、水と反応して固まる水硬性の材料である。
  • 窯業系サイディングは、セメント質原料及び繊維質原料を板状に成形したものであり、外装材として用いられる。
  • せっこうラスボードは、左官材の付着をよくするために、表面に多数のくぼみを付けたせっこうボードである。
  • チタンは、耐食性や意匠性に優れており、屋根や内外壁に使用される。

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この過去問の解説 (1件)

01

最も不適当なものは「しっくいは、消石灰にすさ・のり・砂などを混ぜて水で練ったものであり、水と反応して固まる水硬性の材料である。」です。

しっくいは、水と反応して固まる水硬性の材料ではありません。主成分である消石灰が、空気中の二酸化炭素と反応して徐々に固まる気硬性の材料です。

したがって、「水と反応して固まる水硬性」という部分が誤りです。

選択肢1. 複層仕上塗材(吹付タイル等)は、下塗材・主材・上塗材の3層からなる塗厚3~5mm程度のものであり、防水性に優れている。

適当な記述です。

複層仕上塗材は、一般に、

下塗材
主材
上塗材

を重ねて仕上げる材料です。

主材によって模様や厚みをつくり、上塗材によって色や耐候性などを確保します。

塗膜にはある程度の厚みがあり、防水性や耐候性に優れているため、建築物の外壁仕上げなどに用いられます。

選択肢2. しっくいは、消石灰にすさ・のり・砂などを混ぜて水で練ったものであり、水と反応して固まる水硬性の材料である。

不適当な記述です。

しっくいは、消石灰を主成分とした左官材料です。

塗った直後は水分を含んでいますが、水と化学反応して固まるわけではありません。

消石灰が空気中の二酸化炭素を取り込み、

消石灰+二酸化炭素 → 炭酸カルシウム

という変化を起こしながら、時間をかけて硬くなります。

このように、空気中で硬化する材料を気硬性材料といいます。

一方、セメントのように水との反応によって硬化する材料を水硬性材料といいます。

選択肢3. 窯業系サイディングは、セメント質原料及び繊維質原料を板状に成形したものであり、外装材として用いられる。

適当な記述です。

窯業系サイディングは、セメント質原料と繊維質原料などを混ぜて、板状に成形した外装材です。

住宅などの外壁に広く使われており、耐火性や耐久性に優れ、さまざまな色や模様に加工できるという特徴があります。

選択肢4. せっこうラスボードは、左官材の付着をよくするために、表面に多数のくぼみを付けたせっこうボードである。

適当な記述です。

せっこうラスボードは、せっこうボードの表面に多数のくぼみを設けた材料です。

このくぼみに左官材料が入り込むことで、モルタルやプラスターなどの左官材が付着しやすくなります。

主に左官仕上げの下地として使用されます。

選択肢5. チタンは、耐食性や意匠性に優れており、屋根や内外壁に使用される。

適当な記述です。

チタンは、さびにくく、耐食性に優れた金属材料です。

また、表面の色合いや質感を生かした仕上げもできるため、耐久性と意匠性の両方が求められる建築物に利用されます。

屋根材や外壁材のほか、内装材などにも使用されます。

まとめ

この問題では、建築材料がどのように作られ、どのような性質を持っているかを区別することがポイントです。

複層仕上塗材は、下塗材・主材・上塗材を重ねて仕上げる外壁用の仕上塗材です。

窯業系サイディングは、セメント質原料と繊維質原料などから作られる外装材です。

せっこうラスボードには、左官材を付着しやすくするための多数のくぼみがあります。

チタンは、耐食性と意匠性に優れ、屋根や内外壁などに使われます。

特に覚えておきたいのは、しっくいは水硬性ではなく気硬性の材料であるという点です。

しっくいは、空気中の二酸化炭素と反応して徐々に硬化します。

したがって、「しっくいは、水と反応して固まる水硬性の材料である。」という記述が最も不適当です。

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