二級建築士 過去問
令和7年(2025年)
問96 (学科4(建築施工) 問21)

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問題

二級建築士試験 令和7年(2025年) 問96(学科4(建築施工) 問21) (訂正依頼・報告はこちら)

住宅における設備工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 湿気のある場所に敷設する通信用ケーブル相互の接続箇所には、黒色粘着性ポリエチレン絶縁テープを使用した。
  • メタルラス張りの壁に金属製のスイッチボックスを設置するに当たり、スイッチボックスがメタルラスに接しないように木板を用いて絶縁した。
  • 手洗器の排水管にPトラップを設け、封水深を40mmとした。
  • 温水床暖房に用いる埋設方式の放熱管を樹脂管としたので、管の接合は、メカニカル継手とした。
  • 給湯管は、管の伸縮を妨げないように配管した。

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題で覚えておくポイントは以下のとおりです。

 ・排水設備におけるトラップの封水深の基準
 ・電気設備における絶縁・防湿処理の考え方
 ・給湯管などの熱伸縮への配慮

Pトラップとは、排水管内に水をためて下水の臭気や害虫の侵入を防ぐ装置のことです。封水深が適切かどうかを判断すれば正解を導くことができます。では問題をみてみましょう。
 

選択肢1. 湿気のある場所に敷設する通信用ケーブル相互の接続箇所には、黒色粘着性ポリエチレン絶縁テープを使用した。

湿気のある場所では、防湿性・絶縁性を確保することが重要です。黒色粘着性ポリエチレン絶縁テープは防水・防湿性能を有しており、適切な処置です。
 

選択肢2. メタルラス張りの壁に金属製のスイッチボックスを設置するに当たり、スイッチボックスがメタルラスに接しないように木板を用いて絶縁した。

メタルラスは金属製であり、スイッチボックスが直接接触すると漏電時に危険です。そのため絶縁措置を講じることは適切です。
 

選択肢3. 手洗器の排水管にPトラップを設け、封水深を40mmとした。

一般に、衛生設備におけるトラップの封水深は50mm以上確保する必要があります。40mmでは封水が破られやすく、臭気や害虫侵入のおそれがあります。

選択肢4. 温水床暖房に用いる埋設方式の放熱管を樹脂管としたので、管の接合は、メカニカル継手とした。

樹脂管は耐食性・施工性に優れ、床暖房に広く用いられます。また、メカニカル継手による接合も一般的な方法です。
 

選択肢5. 給湯管は、管の伸縮を妨げないように配管した。

給湯管は温度変化により伸縮します。これを拘束すると破損や漏水の原因になります。そのため、伸縮を考慮した配管は適切です。
 

まとめ

住宅設備工事では、次のポイントが頻出です。

 ・排水トラップの封水深は50mm以上
 ・金属部材周辺では絶縁措置を行う
 ・給湯管は熱伸縮を考慮する

特にトラップの封水深は試験で繰り返し問われる重要事項です。数値基準は確実に覚えておきましょう。
 

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