二級建築士 過去問
令和7年(2025年)
問73 (学科3(建築構造) 問23)

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問題

二級建築士試験 令和7年(2025年) 問73(学科3(建築構造) 問23) (訂正依頼・報告はこちら)

鋼材の引張試験から得られる図のような引張応力度-ひずみ度曲線に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
問題文の画像
  • ⓪から①までのひずみ度に対する応力度の割合をヤング係数と呼ぶ。
  • ①は比例限度であり、⓪から①までは応力度-ひずみ度関係は直線的に変化する。
  • ②は弾性限度であり、②までは荷重を零に戻すと、鋼材は元の形に戻る。
  • ③は下降伏点と呼ぶ。
  • ④は最大荷重点であり、その時の応力度を引張強さと呼ぶ。

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題で覚えておくポイントは以下のとおりです。
ヤング係数とは、応力度-ひずみ度曲線の弾性域における「傾き」のことです。つまり、応力度をひずみ度で割った値(直線部分の勾配)を指します。
また、鋼材の引張応力度-ひずみ度曲線では、比例限度・弾性限度・上降伏点・下降伏点・最大荷重点の位置関係を正確に理解しているかどうかが重要です。では問題をみてみましょう。
 

選択肢1. ⓪から①までのひずみ度に対する応力度の割合をヤング係数と呼ぶ。

ヤング係数とは、応力度とひずみ度の比(σ/ε)であり、直線部分の傾きのことです。
「⓪から①までのひずみ度に対する応力度の割合」という表現は、弾性直線域の傾きという意味であり、正しい記述です。

選択肢2. ①は比例限度であり、⓪から①までは応力度-ひずみ度関係は直線的に変化する。

比例限度とは、応力度とひずみ度が比例関係(直線関係)を保つ限界点のことです。図において①は直線部分の終点であり、この説明は正しいです。
 

選択肢3. ②は弾性限度であり、②までは荷重を零に戻すと、鋼材は元の形に戻る。

弾性限度とは、荷重を除いたときに元の形に戻る限界点のことです。比例限度を少し超えた後でも、まだ弾性範囲内であることがあります。図の②は弾性限度を示しています。したがって、この記述は適当です。
 

選択肢4. ③は下降伏点と呼ぶ。

鋼材には上降伏点と下降伏点があります。図では①の後に応力度が一旦上がり(上降伏点)、その後少し下がって一定になる部分があります。③は最初のピークであり、上降伏点を示しています。下降伏点は、その後に応力度がやや低下した点を指します。

選択肢5. ④は最大荷重点であり、その時の応力度を引張強さと呼ぶ。

④は応力度が最大となる点で、ここを最大荷重点といいます。そのときの応力度を引張強さ(引張強度)と呼びます。

まとめ

鋼材の引張応力度-ひずみ度曲線では、

 ・比例限度
 ・弾性限度
 ・上降伏点
 ・下降伏点
 ・最大荷重点(引張強さ)

の位置関係を正確に理解することが重要です。名称と位置をセットで覚えておきましょう。

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