二級建築士 過去問
令和7年(2025年)
問63 (学科3(建築構造) 問13)

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問題

二級建築士試験 令和7年(2025年) 問63(学科3(建築構造) 問13) (訂正依頼・報告はこちら)

壁式鉄筋コンクリート造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 階高3mの平家建ての建築物の耐力壁の厚さを120mmとした。
  • 壁梁のせいを一般部は450mmとし、その他の壁梁は最小300mmとした。
  • 基礎梁にプレキャスト鉄筋コンクリート部材を使用したので、部材相互を緊結し基礎梁の一体性を確保する計画とした。
  • 基礎の根入れ深さは、地盤への水平力の伝達も考慮し、軒高の10%程度確保する計画とした。
  • 2階建ての建築物の耐力壁の配筋を構造計算によって構造耐力上安全であると確認したので縦筋及び横筋の鉄筋比を0.2%とした。

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題で覚えておくポイントは壁式鉄筋コンクリート造における壁梁の最小せいの基準です。壁式鉄筋コンクリート造は、壁と床スラブで構成される構造形式であり、開口部上部に設ける「壁梁(かべばり)」には、構造上必要な最小せい(梁の高さ)が定められています。では問題をみてみましょう。
 

選択肢1. 階高3mの平家建ての建築物の耐力壁の厚さを120mmとした。

平家建てで階高3m程度の場合、耐力壁厚さ120mmは一般的な最小厚さの範囲内です。

したがって、この記述は適当です。
 

選択肢2. 壁梁のせいを一般部は450mmとし、その他の壁梁は最小300mmとした。

壁式鉄筋コンクリート造における壁梁のせいは、原則として450mm以上とされています。一部の条件下で緩和規定はありますが、「その他の壁梁は最小300mm」と一律に設定するのは基準を満たさない場合があります。

よって、この記述は不適当です。
 

選択肢3. 基礎梁にプレキャスト鉄筋コンクリート部材を使用したので、部材相互を緊結し基礎梁の一体性を確保する計画とした。

プレキャスト部材を使用する場合でも、基礎梁として一体的に作用するよう緊結する必要があります。

一体性を確保する計画としているため、適当です。
 

選択肢4. 基礎の根入れ深さは、地盤への水平力の伝達も考慮し、軒高の10%程度確保する計画とした。

壁式鉄筋コンクリート造では、基礎の根入れ深さは軒高のおおむね10%以上を目安とします。

この記述は基準に沿っており、適当です。
 

選択肢5. 2階建ての建築物の耐力壁の配筋を構造計算によって構造耐力上安全であると確認したので縦筋及び横筋の鉄筋比を0.2%とした。

耐力壁の縦筋・横筋の鉄筋比は、原則として各0.25%以上必要ですが、構造計算によって安全性が確認された場合は0.2%まで緩和することができます。本選択肢は構造計算による確認を前提としているため、適当です。

まとめ

壁式鉄筋コンクリート造では、

 ・耐力壁の最小厚さ
 ・壁梁の最小せい(原則450mm以上)
 ・基礎の根入れ深さ(軒高の約10%)

といった数値基準の理解が重要です。

特に壁梁のせいは頻出ポイントです。最小寸法を正確に覚えておきましょう。
 

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