二級建築士 過去問
令和7年(2025年)
問7 (学科1(建築計画) 問7)
問題文
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問題
二級建築士試験 令和7年(2025年) 問7(学科1(建築計画) 問7) (訂正依頼・報告はこちら)
- 南向き鉛直面の可照時間は、夏至の日より冬至の日のほうが長い。
- 北向き鉛直面は、春分の日から秋分の日までの期間に、直達日射を受ける。
- 開口部に水平な庇(ひさし)を設置する場合、夏期における日射の遮蔽効果は、西面より南面のほうが大きい。
- 快晴時の冬至の日の1日当たりの直達日射量は、水平面より南向き鉛直面のほうが大きい。
- 快晴時の夏至の日の1日当たりの直達日射量は、東向き鉛直面より南向き鉛直面のほうが大きい。
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題は、太陽の通り道と「面の向き」で考えると整理しやすいです。
南向きの壁に日が当たるのは、太陽が空の南側にいる時間が長いほど増えます。
冬至ごろは、太陽が朝から夕方まで南側を通るため、南向き壁は長い時間日が当たりやすいです。
一方、夏至ごろは、日の出が北東、日の入りが北西寄りになり、朝夕は太陽が北寄りに回るため、南向き壁はその時間帯に日が当たりにくくなります。
春分から秋分の間は、日の出が東より北側、日の入りが西より北側になります。
このため、朝や夕方に太陽が北側から回り込み、北向きの壁でも直達日射を受ける時間が出てきます。
特に夏至に近いほど、その傾向が強くなります。
水平な庇は、上から差し込む日差しを切るのが得意です。
夏の南からの太陽は高度が高いので、南面は庇でかなり遮りやすいです。
一方、西日は午後に高度が低く、横から入ってきやすいので、水平な庇だけでは遮りにくいです。
(西面は縦ルーバーなどが効きやすいです。)
冬至ごろは太陽が低く、日射は斜めから入ります。
水平面は斜めの光を受けるので当たり方が弱くなりやすい一方、南向きの鉛直面は低い太陽に向き合う形になり、日射を受けやすい角度になります。
そのため、冬至の直達日射量は、南向き鉛直面のほうが大きくなりやすいです。
正解(最も不適当な記述)です。
夏至ごろは太陽がとても高く、南向きの鉛直面は正面から日射を受けにくく、当たるとしても主に昼前後の限られた時間になりがちです。
一方、東向き鉛直面は、朝の太陽(高度がまだ低め)を正面に近い向きで受けやすいため、直達日射量は東面のほうが大きくなりやすいです。
「夏は南面の直達日射が必ず多い」と決めつけず、太陽高度が高いと鉛直面は受けにくいという点を押さえるのがコツです。
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02
日照・日射の問題では、太陽の通り道(太陽高度と方位)をイメージすることが重要です。
日本付近(北緯約35°)では、
夏至:太陽高度が高く、東→南→西と高い位置を通る
冬至:太陽高度が低く、南側の低い位置を通る
また、南面は年間を通して日射を受けやすいが、夏は太陽高度が高いため南面への直達日射は比較的少なく、東面・西面は朝夕に日射を受けやすいという特徴があります。
壁の方位と可照時間の関係は下の表のようになります。
したがって、この記述は正しいです。
上記の表より北面は「春分~夏至~秋分」にかけて最大7時間30分の直達日射があります。
したがって、この記述は正しいです。
水平な庇は太陽高度が高い日射を遮るのに有効です。
夏期において
・南面→太陽高度が高い→水平な庇で遮りやすい
・西面→夕方の低い日射→庇では遮りにくい
したがって、この記述は正しいです。
また西面に有効なものとして可動式の鉛直ルーバーがありますので、合わせて覚えておきましょう。
・南面→水平な庇
・東・西面→鉛直ルーバー
この選択肢は方位別終日直達日射量のグラフを覚えておくことが大切です。
また大小関係として下のようになります。
・夏至:水平面>東・西面>南面>北面
・春秋分:水平面>南面>東・西面>北面
・冬至:南面>水平面>東・西面>北面
ポイントは
・水平面>東・西面>北面の関係はどの時期も同じ
・南面の入る位置
以上のことを踏まえてしっかり覚えましょう!
したがって、この記述は正しいです。
この選択肢は方位別終日直達日射量のグラフを覚えておくことが大切です。
また大小関係として下のようになります。
・夏至:水平面>東・西面>南面>北面
・春秋分:水平面>南面>東・西面>北面
・冬至:南面>水平面>東・西面>北面
ポイントは
・水平面>東・西面>北面の関係はどの時期も同じ
・南面の入る位置
以上のことを踏まえてしっかり覚えましょう!
したがって、この記述は誤りです。
壁の方位と可照時間の表や方位別終日直達日射量のグラフを覚えていれば
問題の文章が整理しやすくなるので、しっかり覚えましょう。
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