二級建築士 過去問
令和元年(2019年)
問18 (学科1(建築計画) 問18)
問題文
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問題
二級建築士試験 令和元年(2019年) 問18(学科1(建築計画) 問18) (訂正依頼・報告はこちら)
- カーテンウォールは、建築物の外周に設けられた、荷重を支持しない壁のことである。
- 枠組壁工法(ツーバイフォー工法)は、北米において発展した木造建築の工法で、主に断面が2インチ × 4インチの部材により構成される工法である。
- プレカット方式は、従来、大工が行っていた木材の継手・仕口等の加工を、工場の機械によって行う方式である。
- ボックスユニット構法は、建築物の一部又は全体を、空間を内包する大型の部品としてあらかじめ組み立てておく構法である。
- モデュラーコーディネーションは、在来軸組工法において耐震性を向上させるために、壁をバランスよく配置することである。
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この過去問の解説 (3件)
01
カーテンウォールは、構造体と金物で留めつけているのみで、間仕切と同じ「非耐力壁」となります。
外部デザインの自由度、工場生産での安定供給などの利点があります。
2. 記述は正しいです
在来工法は、柱・梁によって外力を受ける構造形式になります。
ツーバイフォー工法は、壁や床を規格材でフレームを作りそれをつなぎ合わせて、板材を張り付けることによって外力を受ける構造形式になります。
3. 記述は正しいです
プレカットによって、高精度の接合部になり工期の短縮にもなるため、作業場による手刻みの木材加工は減少しています。
4. 記述は正しいです
ボックスユニット工法は、建物内部をあらかじめ工場で作り、現場では積み木のように設置・接合して施工します。
5. 記述は誤りです
モジュラーコーディネーションとは、建物全体において建築部材や寸法、設備系統などを規格化することです。
維持管理や改修などに対して柔軟に対応することができます。
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02
1.正しいです。
カーテンウォールとは、荷重を支持しない非構造外壁のことです。
鉄骨造の外周部に取り付ける薄い壁です。
2.正しいです。
ツーバイフォーは、主に2インチ × 4インチの部材により構成されますが、2インチ × 4インチの整数倍の断面長さによって構成することもあります。
3.正しいです。
プレカット方式は、木造部分の接合部等をあらかじめ工場で生産する方式です。
プレファブ工法に用いられます。
4.正しいです。
箱状の立体的なプレファブのことをボックスユニット工法と呼びます。
5.誤りです。
モデュラーコーディネーションとは、規格化されたある寸法体系を用いて建築の各部分や部品などの寸法調整を行うことです。
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03
最も不適当なのは、「モデュラーコーディネーションは、在来軸組工法において耐震性を向上させるために、壁をバランスよく配置することである。」という記述です。
モデュラーコーディネーションとは、建築物や部材の寸法を一定の基準寸法(モデュール)に合わせて調整する考え方です。
耐震性を高めるために壁をバランスよく配置することを意味するものではありません。
この記述は適当です。
カーテンウォールは、建築物の外側を覆う壁ですが、柱や梁のように建物の主要な荷重を支える役割をもたない壁です。
高層建築物などでよく使われ、アルミやガラスなどで構成されるものがあります。
自分自身の重さや風による力などは建物の骨組みに伝えますが、床や屋根などの荷重を支える耐力壁とは役割が異なります。
この記述は適当です。
枠組壁工法は、北米で発達した木造建築の工法で、一般にツーバイフォー工法と呼ばれています。
2インチ×4インチなどの規格化された木材で枠をつくり、そこに合板などを張って、床・壁・屋根を面として組み立てるのが特徴です。
柱と梁を中心に組み立てる在来軸組工法とは、建物を支える考え方が異なります。
この記述は適当です。
木造建築では、木材どうしをつなぐために、継手や仕口と呼ばれる加工を行います。
プレカット方式では、この加工を建築現場で大工が一つずつ行うのではなく、工場で機械を使ってあらかじめ加工します。
そのため、加工精度をそろえやすく、現場での作業時間を短くできるという利点があります。
この記述は適当です。
ボックスユニット構法では、建物を箱のような立体的な単位に分け、工場などであらかじめ組み立てたユニットを現場で組み合わせます。
壁や床だけでなく、室内の空間まで含んだ大きな部品としてつくることが特徴です。
工場で多くの作業を行えるため、現場での工事を効率化しやすくなります。
この記述は不適当です。
モデュラーコーディネーションとは、建築物や建築部品の寸法を、決められた基準寸法に合わせて調整することです。
たとえば、柱の間隔、建具、壁材、設備などの寸法を一定の基準にそろえることで、部材どうしを組み合わせやすくし、設計や施工を効率化できます。
一方、耐震性を高めるために壁をバランスよく配置することは、耐力壁の配置計画に関する内容です。
したがって、モデュラーコーディネーションの説明としては誤っています。
この問題では、建築物を効率よく生産するための工法や部材の考え方が問われています。
特に重要なのは、モデュラーコーディネーションの意味です。
モデュラーコーディネーション=基準となる寸法をもとに、建築物や部材の寸法を調整すること
です。
また、
カーテンウォール=建物の主要な荷重を支えない外壁
ツーバイフォー工法=規格化された木材と面材を使う木造工法
プレカット方式=工場で木材の継手・仕口などを機械加工する方式
ボックスユニット構法=空間を含む箱形の大型部品を組み合わせる構法
と整理しておくと分かりやすいです。
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