二級建築士 過去問
平成30年(2018年)
問60 (学科3(建築構造) 問10)
問題文
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問題
二級建築士試験 平成30年(2018年) 問60(学科3(建築構造) 問10) (訂正依頼・報告はこちら)
- 鼻隠―――――――軒先において、垂木の端部などを隠すために取り付ける横板
- 鼻母屋(もや)――最も軒に近い位置にある母屋
- 方づえ――――――小屋組、床組における水平構面において、斜めに入れて隅角部を固める部材
- ささら桁―――――階段の段板を受けるため、上端を段形に切り込み、斜めに架ける部材
- 雇いざね―――――2枚の板をはぎ合わせるときに、相互の板材の側面の溝に、接合のためにはめ込む細長い材
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この過去問の解説 (3件)
01
1. 鼻隠 ……屋根の軒先で厚みになる部分で、垂木の先端を隠す目的になります。
2. 鼻母屋 ……母屋のうち、最も軒に近い部分の母屋の事です。
3. 方づえ ……柱と梁を緊結する斜材の事です。
水平構面に設ける斜材は「火打ち材」になります。
4. ささら桁……階段の段板を受けるため、上端を段形に切り込み、斜めに架ける部材です。
5. 雇いざね……互いの板を凹同士で緊結するための連結材になります。
よって、3. が正解になります。
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02
正解は3です。
1、鼻隠は、軒先で垂木の端部などを隠すために取り付ける横板です。あわせて、雨水がかかりにくくなり、垂木の腐朽や劣化を防ぎやすくなります。
したがって正しい組合せとなります。
2、 鼻母屋は、最も軒に近い位置にある母屋のことです。
したがって正しい組合せとなります。
3、方づえは、柱と横架材を斜めに接合して変形を防ぐための材です。
選択肢の記述は「火打」の説明になります。
したがって誤りの組合せとなります。
4、ささら桁は、階段の段板を受けるため上端を段形に切り込み段々の形とし斜めに架ける部材のことです。
したがって正しい組合せとなります。
5、雇いざねは、2枚の板を合わせる時、相互の板材の側面の溝に接合のためにはめ込む細長い材のことです。
したがって正しい組合せとなります。
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03
最も不適当なのは、「方づえ――小屋組、床組における水平構面において、斜めに入れて隅角部を固める部材」です。
方づえは、柱と梁などの横架材を斜めにつないで、接合部を補強する部材です。水平構面の隅角部を斜めに補強する部材は、方づえではなく火打ち材といいます。国土交通省の資料でも、床組や小屋ばり組の隅角部には火打材を設けることが示されています。
この記述は適当です。
鼻隠は、軒先にある垂木の先端を隠すために取り付ける横板です。
見た目を整えるだけでなく、垂木の端部を雨などから守る役割もあります。
この記述は適当です。
母屋は、屋根を支えるために棟木と平行に設ける横材です。
その中で、最も軒先に近い位置にある母屋を鼻母屋といいます。母屋は垂木を支える重要な部材です。
この記述が最も不適当です。
方づえは、柱と梁・桁などの横架材との間に斜めに取り付け、接合部を補強する部材です。つまり、主に鉛直方向の構面で使われます。
一方、床組や小屋組などの水平構面の隅角部を斜めに補強する部材は「火打ち材」です。
したがって、この説明は方づえではなく、火打ち材の説明になっています。
この記述は適当です。
ささら桁は、階段の両側などに斜めに設け、上端を階段状に切り込んで段板を支える部材です。
段板を下から受けるため、上端が段々の形になっています。
この記述は適当です。
雇いざねは、2枚の板の接合面にそれぞれ溝をつくり、そこへ別に用意した細長い材を差し込んで板同士をつなぐ方法です。
板そのものに凸部をつくるのではなく、別の材を「実」として使うため、「雇いざね」と呼ばれます。
この問題では、方づえと火打ち材の違いを区別することが重要です。
方づえ
→柱と梁・桁などを斜めにつなぎ、鉛直構面の接合部を補強する部材です。
火打ち材
→床組や小屋組などの水平構面の隅角部に斜めに入れ、変形を防ぐ部材です。
したがって、水平構面の隅角部を固める部材を「方づえ」とした記述が最も不適当です。
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