二級建築士 過去問
令和8年(2026年)
問100 (学科4(建築施工) 問25)
問題文
中央建設業審議会「民間建設工事標準請負契約約款(甲)」(令和7年12月改正)上、監理者が行う業務に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
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問題
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二級建築士試験 令和8年(2026年) 問100(学科4(建築施工) 問25) (訂正依頼・報告はこちら)
中央建設業審議会「民間建設工事標準請負契約約款(甲)」(令和7年12月改正)上、監理者が行う業務に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 設計図書等の内容を把握し、設計図書等に明らかな矛盾、誤謬(ごびゅう)、脱漏、不適切な納まり等を発見した場合は、受注者に通知する。
- 設計内容を伝えるため受注者と打ち合わせ、適宜、工事を円滑に遂行するため、必要な時期に説明用図書を発注者に交付する。
- 受注者から工事に関する質疑書が提出された場合、設計図書等に定められた品質確保の観点から技術的に検討し、当該結果を受注者に回答する。
- 受注者が契約に定められた指示、検査、試験、立会い、確認、審査、承認、助言、協議等を求めたときは、速やかにこれに応じる。
- 受注者の提出する出来高払又は完成払の請求書を技術的に審査する。
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この過去問の解説 (1件)
01
最も不適当なものは「設計内容を伝えるため受注者と打ち合わせ、適宜、工事を円滑に遂行するため、必要な時期に説明用図書を発注者に交付する。」です。
監理者は、設計内容を受注者に正しく伝えるために打合せを行い、工事を円滑に進めるために必要な説明用図書を作成・交付します。
この説明用図書の交付先は、発注者ではなく受注者です。
したがって、「説明用図書を発注者に交付する」とした部分が不適当です。
適当な記述です。
監理者は、設計図書などの内容を確認し、設計図どうしの矛盾や記載の誤り、必要な内容の抜け、不適切な納まりなどがないかを確認します。
そのような問題を発見した場合には、受注者に通知します。
工事が誤った内容のまま進まないようにするための重要な業務です。
不適当な記述です。
監理者は、設計内容を受注者へ正しく伝えるため、受注者と打合せを行います。
また、工事を円滑に進めるために必要な時期に、説明用図書を交付します。
ただし、説明用図書の交付先は、
発注者ではなく受注者
です。
つまり、適切な記述は、
「必要な時期に説明用図書を受注者に交付する。」
となります。
適当な記述です。
工事中に、設計図書の内容について受注者から質問が出ることがあります。
監理者は、その質問について、設計図書で求められている品質を確保できるかという立場から技術的に検討します。
そして、検討した結果を受注者に回答します。
適当な記述です。
工事を円滑に進めるためには、監理者による確認や承認などが必要になる場合があります。
受注者から、契約で定められている指示、検査、試験、立会い、確認、審査、承認、助言、協議などを求められた場合、監理者は速やかに対応します。
監理者の対応が遅れると、工事の進行に影響する可能性があるためです。
適当な記述です。
出来高払とは、工事が完成する前に、すでに完成している部分などに応じて請負代金の一部を支払うことです。
完成払は、工事の完成後に行う支払いです。
監理者は、受注者から提出された出来高払や完成払の請求について、工事の進み具合や完成状況などを踏まえて技術的に審査します。
この問題では、監理者が「誰に対して何を行うのか」を正確に区別することがポイントです。
監理者は、設計図書に矛盾や誤りなどを発見した場合には、受注者へ通知します。
受注者から質疑書が提出された場合には、技術的に検討して受注者へ回答します。
また、受注者から契約上必要な確認や承認などを求められた場合には、速やかに対応し、出来高払や完成払の請求についても技術的な審査を行います。
特に重要なのは、説明用図書の交付先です。
説明用図書は受注者に交付します。
したがって、「説明用図書を発注者に交付する。」という記述が最も不適当です。
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