二級建築士 過去問
解説あり

試験最新情報

令和9年度(2027年) 学科試験日(予想)
2027年7月4日(日)

試験日まで、306

二級建築士試験の過去問と解説を令和7年(2025年)〜平成27年(2015年)まで無料で公開しています。全問正解するまで過去問を解き続けることで、過去問題が脳に定着し、合格が近いものとなります。二級建築士試験の合格に向け、過去問ドットコムをぜひお役立てください!
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二級建築士について

二級建築士とは

建築士には 「一級建築士」「二級建築士」「木造建築士」 の3つの種類があります。

その中で二級建築士は、小規模な建物(住宅や小さな店舗など)の設計や工事監理を行える資格 です。

設計できる建物の規模に制限がありますが、一般的な住宅の設計には十分な資格なので、 住宅設計を中心に活躍する建築士 にとっては、非常に実用的な資格です。

二級建築士の仕事内容

二級建築士は 「町の建築のプロ」 として、住宅や小規模な建物の設計・工事監理をするのが主な仕事です。

 

① 設計(プランニング、図面作成)

・建築主の希望をヒアリング
・建築基準法や条例を確認
・間取りやデザインを決めて図面を作成

 

② 申請手続き(役所とのやりとり)

・建築確認申請の作成と提出
・役所の審査を受け、必要に応じて修正

 

③ 工事監理

・施工業者との打ち合わせ
・工事現場の確認
・建築主に進捗を報告

設計図書と照合して施工状況を確認し、適切に工事が進むよう建築主に報告・助言を行います。

二級建築士の役割

建築士は、法律や技術上の基準を守りながら、安全で使いやすい建物づくりを支える専門家です。

実際に建物を施工するのは大工や施工会社ですが、建築士は設計図書を作成し、工事が設計図書どおりに行われているかを確認します。

*二級建築士が扱える建物の目安

二級建築士が設計・工事監理を行えるかどうかは、次の条件を組み合わせて判断します。

・建物の構造
・階数
・高さ
・延べ面積
・建物の用途

代表的な範囲は次のとおりです。

建物の構造・条件二級建築士が扱える主な範囲
木造・平屋建て建物の用途や延べ面積によって区分されます。
木造・2~3階建て高さ16m以下・延べ面積1,000㎡以下が主な範囲です。
RC造・S造など高さ16m以下・3階建て以下・延べ面積300㎡以下が主な範囲です。
高さ16mを超える建物原則として一級建築士が必要です。
地階を除く4階建て以上原則として一級建築士が必要です。

学校、病院、劇場、映画館、観覧場、公会堂、オーディトリアムがある集会場、百貨店などの特定用途の建物は、延べ面積が500㎡を超えると一級建築士が必要です。

一般的な戸建住宅、小規模な共同住宅、小さな店舗などは、規模や構造などの条件を満たす場合に二級建築士が扱えます。

なお、自治体の条例などにより、さらに厳しい制限が設けられている場合があります。

二級建築士になるためには

二級建築士になるには次の4つが必要です。

 

① 受験資格を満たす

<受験資格のパターン>

・指定科目を修めて卒業(大学・短大・高専・高校・専修学校・職業訓練校 等):指定科目を修めて卒業

・建築設備士実務0年で受験可

・建築系学歴がない場合7年以上の実務経験で受験可
※入学年度や実務期間の区分で要件が異なるため、必ず公式案内でご確認ください。

 

【実務経験として認められやすい業務の例】

設計、工事監理、施工管理、構造・設備設計、建築関連の調査・研究など。

実務経験として認められるかどうかは、会社名や肩書きではなく、実際に担当した仕事の内容によって判断されます。

 

② 学科試験に合格する

③ 設計製図試験に合格する

④ 建築士として登録する手続きをする

勉強方法

資格取得に必要な勉強時間

二級建築士試験は、学科の試験と設計製図の試験の両方に合格する必要があります。そのため、計画的な学習が必要です。

一般的には、合格までの勉強時間として約500~800時間が目安として紹介されることがあります。

学科試験約400~600時間
製図試験約100~200時間

ただし、これらは試験機関が公表した公式の時間ではありません。学校で建築を学んだ経験、実務経験、学習方法などによって必要な時間は大きく変わります。

効率的な学習方法

二級建築士試験は 「正しい勉強法を続ければ、合格できる試験」です。

学科試験と製図試験の2段構え で、それぞれに合った勉強法が必要です。

 

 ①学科試験:過去問を解いて「出題パターンを知る」

科目効率的な勉強法
建築計画過去問を繰り返し解く。 覚えやすいので短時間で対策可能。
建築法規「法令集の引き方」を徹底練習する。暗記よりも検索スキルが重要。
建築構造計算問題があるので、パターンを覚えることが重要。過去問をしっかり解く。
建築施工実務経験がある場合は有利。現場経験がない場合は写真や動画で理解すると良い。

 

②製図試験:過去の課題を分析
製図試験は毎年異なる課題が出ますが、「求められる設計条件」「図面の書き方」には パターンがあります。
制限時間5時間 ですが、最初は 7〜8時間かかっても良いです。
試験1ヶ月前には5時間で描き切ることを目指しましょう。

令和8年からは、設計製図試験でも法令集が使えます

二級建築士の関連資格

関連資格

二級建築士を取得したあとは、希望する仕事内容に合わせて関連資格を取得すると、知識や仕事の幅を広げられます。

難易度の星は公式の評価ではなく、一般的な目安です。

資格難易度の目安取得するメリット
一級建築士★★★★★

二級建築士では扱えない大規模な建物なども

設計・工事監理できるようになります。

木造建築士★★☆☆☆

木造建築について学べます。

ただし、二級建築士より業務範囲が狭いため、

二級建築士取得後に取得しても、

通常は法律上の業務範囲は広がりません。

建築施工管理技士(1級・2級)★★★☆☆

施工管理の専門知識を証明でき、

級や工事の種類などに応じて

主任技術者・監理技術者などの資格要件に関係します。

宅地建物取引士(宅建)★★★☆☆

不動産取引の専門知識を身につけ、

宅地建物取引業者で重要事項説明などの

専門業務を担当できます。

インテリアコーディネーター★★☆☆☆内装、家具、照明などの提案力を高められます。
福祉住環境コーディネーター★★☆☆☆高齢者や障害のある人に配慮した住環境づくりに役立ちます。
エネルギー管理士★★★★☆

エネルギー使用の管理や省エネルギーに関する専門知識を

身につけられます。

試験の概要

試験実施都道府県・試験会場

二級建築士試験は 全国47都道府県で実施 されていて、原則は 住所地の都道府県で受験する ことになります。

 

試験会場は都道府県ごとに異なり、毎年変更されることもあるので、受験票で 必ず試験会場を確認しましょう。

例年、試験会場は 各都道府県の主要都市にある大学や専門学校、公共施設など で実施されることが多いです。

試験日時

二級建築士試験は 年に1回だけ実施 されます。

試験内容試験日
学科試験(マークシート)7月第1日曜日
設計製図試験(実技)9月第2または第3日曜日

令和8年度は、

学科試験:7月5日(日)

設計製図試験:9月13日(日)

設計製図の課題公表:6月24日(水)

となります。

正式な日程は、その年度の受験要領で確認してください。

令和8年度はこちら

 

試験時間は下記の通りです。

<学科試験>
9:30~10:00 法令集チェック
10:00~10:15 注意事項説明
10:15~13:15 学科Ⅰ(建築計画)・学科Ⅱ(建築法規)
14:05~14:20 注意事項説明
14:20~17:20 学科Ⅲ(建築構造)・学科Ⅳ(建築施工)
 

<設計製図試験>
 10:35~11:00 注意事項説明
 11:00~16:00 設計製図


※試験当日は本人確認のため、身分証明書を持参します。

試験科目

科目問題数ポイント
建築計画25問建築デザインや環境・設備に関する問題
建築法規25問建築基準法や条例を正しく理解しているか(法令集持込可
建築構造25問耐震・耐風・材料の強度などの問題
建築施工25問工事の流れや施工管理に関する問題

受験手数料

二級建築士試験の受験料は、18,500円(非課税)です。

受験料に加えて、事務手続手数料 が発生し、支払い方法によって金額が異なります。

支払い方法受験手数料事務手続手数料合計金額
クレジットカード決済18,500円306円18,806円
コンビニエンスストア決済18,500円225円18,725円

 

合格発表

①学科試験

発表予定日:8月中旬〜下旬 令和8度は8月24日(月)に発表されました。

発表方法:公益財団法人 建築技術教育普及センターの公式ホームページにて、合格者の受験番号が掲載されます。

 

②設計製図試験

発表予定日:​12月上旬 令和8度は12月3日(木)予定です。

発表方法:公益財団法人 建築技術教育普及センターの公式ホームページにて、合格者の受験番号が掲載されます。

 

同センターのマイページから合否の判定結果をダウンロードして確認できます。

受験番号の公表も行われますが、通知書は自分で保存・印刷しておくことが大切です。

受験資格

二級建築士試験の受験資格は、建築士法に基づき、主に学歴・資格・建築実務経験の組み合わせで決まります。

①指定科目を修めて卒業した人

大学、短期大学、高等専門学校、高等学校、専修学校、職業訓練校などで、国土交通大臣が指定する建築に関する科目を修めて卒業した人です。

平成21年度以降の入学者は、学校の種類と指定科目の単位数によって、試験時または登録時に必要な実務経験年数が異なります。

主な例

学校・指定科目の単位数試験時に必要な実務経験登録時に必要な実務経験
大学・短大・高専など・40単位0年0年
大学・短大・高専など・30単位0年卒業後1年以上
大学・短大・高専など・20単位0年卒業後2年以上
高校など・20単位0年卒業後2年以上
高校など・15単位卒業後1年以上卒業後3年以上

専修学校や職業訓練校などは、入学資格、修業年限、指定科目の単位数によって要件が細かく分かれています。

②建築設備士

建築設備士は、建築実務経験0年で受験できます。

受験申込時には、建築設備士試験の合格証書、講習修了証書または登録証などを、申込システムにアップロードします。

③建築に関する学歴がない人

指定された建築に関する学歴がない場合でも、建築実務の経験が7年以上あれば受験できます。

この区分では、実務経歴書と実務経歴証明書の提出が必要です。

④都道府県知事が特に認める人

外国の大学を卒業した人など、都道府県知事が受験資格を認める場合があります。必要書類や実務経験年数は、個別に確認する必要があります。

 

・受験資格と免許登録資格の違い

試験を受けるための条件と、合格後に免許登録をするための条件は同じとは限りません。

たとえば、大学などで指定科目を30単位修得して卒業した人は、実務経験がなくても受験できますが、免許登録には卒業後1年以上の実務経験が必要です。

令和2年の制度改正により、「学歴のみ」で受験する人の実務経験は、受験申込時ではなく、主に合格後の免許登録時に確認される仕組みになりました。

出題方法

マークシート方式の全100問(五肢択一)です。

科目問題数出題方式
建築計画25問マークシート
建築法規25問マークシート(法令集持ち込み可)
建築構造25問マークシート(計算問題あり)
建築施工25問マークシート

受験申請

受験区分

・「学科の試験」から
・「設計製図の試験」のみ

学科の試験の免除条件を満たしている人は、「設計製図の試験のみ」を選択できます。

 

【事前に準備しておくもの】

メールアドレス

顔写真データ(幅665×高さ915ピクセル)

※受付システム内に顔写真切取ツールが用意されています。

印刷環境(プリンター等)
※申込自体はスマホでもできますが、宛名ラベルや受験票は印刷が必要です(コンビニ印刷も可)。

・受験資格を証明する書類
※必要な場合は、申込後に簡易書留で郵送します。

 

【受験申込の手順(インターネット申込)】

二級建築士試験の申込は原則インターネット受付です。

(手順)

①申込ページでメールアドレス登録

申込ボタンからメールアドレスを登録すると、受験申込用URLが届きます。

 

②申込情報の入力・顔写真アップロード

氏名・住所・受験区分・受験資格区分などを入力し、顔写真をアップロードします。
 

③受験手数料の支払い

申込画面で支払い方法を選び、クレジットカードまたはコンビニ決済で支払います。

 

④マイページで「申込完了」の確認

申込完了後は、受験者用のマイページで各種手続きを進めます(変更手続き・受験票ダウンロード等)。

 

 

【「証明書類の郵送」が必要な場合】

申込区分や受験資格区分によっては、申込後に受験資格を証明する書類を簡易書留で郵送します。

証明書類は申込時までに準備し、郵送が必要な場合は提出期限(消印有効)までに簡易書留で郵送します。

持参は受理されません。

 

主な証明書類

受験資格主な証明書類
平成21年度以降入学の学歴指定科目修得単位証明書・卒業証明書など
平成20年度以前入学の学歴卒業証明書など
実務のみ実務経歴書・実務経歴証明書
学歴+実務学歴証明書・実務経歴書・実務経歴証明書
建築設備士資格を証明する書類を申込システムへアップロード

証明書の種類や発行時期などには条件があるため、その年度の受験要領で確認します。

受験申請期間

申請期間は 4月上旬ごろ です。

令和8年の申込期間は、

4月1日(水)午前10時~4月14日(火)午後4時 です。

学科の試験から受ける人も、設計製図のみの人も、同じ受付期間です。

 

詳細は「建築技術教育普及センター」 公式サイトをご確認ください。

受験票の発行・ダウンロード

郵送は原則ありません。

マイページからダウンロードが必要 になります。

※マイページとは、インターネットによる受付において受験申込手続き完了後から利用できる受験者専用のページです。
 

令和8年度は、以下の日程です。

学科試験の受験票:6月19日(金)頃
設計製図試験の受験票:8月24日(月)頃
 

スマートフォンの画面表示では受験できないため、必ず印刷したうえで試験場に持参してください。

免除制度

<学科の試験の免除>

令和2年以降に学科の試験に合格した人は、合格後に引き続いて行われる4回の建築士試験のうち2回、学科の試験の免除を受けられます。

ただし、学科に合格した年の設計製図の試験を欠席した場合は、免除を利用できる回数が3回になります。

設計製図の試験を欠席した回は、受験回数に含まれません。免除を利用する場合は、受験申込時に**「設計製図の試験のみ」**を選びます。

<科目ごとの合格>

二級建築士試験には、科目ごとの合格を翌年以降に持ち越す制度はありません。

学科の試験は4科目全体で合否が決まり、すべての科目別基準点と総得点の基準点を満たす必要があります。

持ち越せるのは、学科の試験全体に合格した場合の学科試験免除です。

合格情報

合格基準

学科の試験

学科の試験では、各科目の基準点と総得点の基準点をすべて満たす必要があります。

基準点は原則として、

・各科目:13点
・総得点:60点

ですが、試験問題の難易度などによって補正される場合があります。

<令和8年の実際の合格基準>

科目合格基準点
学科Ⅰ・建築計画14点
学科Ⅱ・建築法規13点
学科Ⅲ・建築構造13点
学科Ⅳ・建築施工13点
総得点60点

令和8年は、学科Ⅰ(建築計画)の平均点が例年と比べて著しく高く、それが問題の難易度によるものと判断されたため、建築計画の基準点が13点から14点へ補正されました。

 

設計製図の試験

設計製図の試験では、与えられた課題について、必要な設計図書を適切に作成できる知識と技能があるかを評価します。

点数による具体的な合格点は公表されていません。

採点のポイント、採点結果の区分、合格基準などは、設計製図の試験の合格発表日に公表されます。令和8年については、2026年12月3日の合格発表時に公表される予定です。

免状の交付

試験に合格しただけでは、二級建築士として業務を行うことはできません。

都道府県知事の免許を受け、二級建築士名簿に登録される必要があります。

登録手続きは、各都道府県の指定登録機関である建築士会などが行います。建築技術教育普及センターでは免許登録を行っていません。

①必要な書類を準備する

必要書類の例は次のとおりです。

・登録申請書
・設計製図の試験の合格通知書
・本籍の記載がある住民票の写し
・証明写真
・本人確認書類
・必要な場合は実務経験を証明する書類
・登録手数料の納付を確認できる書類

具体的な書類や提出方法は都道府県によって異なるため、登録先の建築士会などで確認します。

②免許申請を行う

申請方法は、窓口、郵送、その他各都道府県が定める方法などがあります。

利用できる方法は都道府県によって異なります。

③登録手数料を支払う

令和2年以降の二級建築士試験合格者については、都道府県条例で定められている新規免許登録の手数料は24,400円です。

④免許証明書を受け取る

現在、新規登録では、顔写真入りの携帯型(カード型)の二級建築士免許証明書が交付されます。「カード型免許証を希望する場合に別途1,500~3,000円を支払う」というものではありません。

交付までにかかる期間は、都道府県や申請時期によって異なります。一律に1~2か月とはいえないため、登録先の建築士会で確認してください。

合格率の推移

総合:学科+製図

年(年度)受験者数合格者数合格率
2025年(令和7年)20,5974,64522.6%
2024年(令和6年)21,5124,68021.8%
2023年(令和5年)22,3284,98522.3%
2022年(令和4年)22,6945,67025.0%
2021年(令和3年)23,5135,55923.6%